八雲駅 [1]

八雲(やくも)

八雲駅は、北海道二海郡八雲町本町にあるJR線(JR北海道)函館本線の駅。八雲町の代表駅で、道内最西端の鉄道駅でもある。

八雲町は、渡島半島北部にあって半島を横断して東に内浦湾(噴火湾)、西に日本海に面している。太平洋と日本海に面する国内唯一の町である。地勢や気象は東西で大きく異なっており、東部地区(八雲地域)では河川が扇状に支流を広げて下流域に平地や丘陵地を形成している。西部地区(熊石地域)は海抜1,000 mを超える山々が連なって分水嶺から急峻な斜面と段丘が海岸に迫っており、平坦地が少なく大半が森林になっている。

農業では早くから馬鈴薯(ジャガイモ)の作付けが行われているほか、北海道を代表する軟白ねぎの生産地になっている。また、もち米やダイコンなどの野菜、カスミソウやスターチスなどの花卉、熊石地域のミニトマトやイチゴの高設栽培、メロンなどを生産している。酪農も早くから西洋農法を積極的に取り入れたため「北海道酪農発祥の地」と言われており、現在でも乳牛1万頭、牛乳の生産4万5千トンと道南で随一の規模を誇っている。

町営牧場 [7]

漁業では、太平洋と日本海に面していることから豊富な魚介類が水揚げされるほか、養殖業も盛んである。内浦湾(噴火湾)ではホタテガイを中心とした栽培漁業が行われている。日本海側のアワビ養殖は採卵から成貝までの一貫体制が確立しており、熊石地区ではアワビがまるごと1個入った【あわびラーメン】が名物になっている。

八雲の自然を生かした特産品に【水】もあり、『ヤクモ飲料』が販売する地元の天然湧水「やくもの水」は、おいしい、あんしんだけでなく、カルシウムも豊富。歯や骨を強くし、ストレスを緩和させると言われている。

八雲町は、北海道土産の定番【バター飴】発祥の地である。榊原製飴工場を開設した榊原安茂氏が、昭和6年にバター飴を創製し、八雲の特産品として販売を開始。やがて函館や札幌をはじめ全国主要都市のデパートなどでも北海道銘菓として販売されるようになった。

八雲は「木彫り熊発祥の地」でもあり、徳川義親が旅行でスイスを訪れた際に土産品として販売していた木彫り熊を八雲の農民の副業に奨励しようと買い求めて帰国し、1924年(大正13年)に第1号を製作した。木彫りの熊には細かく毛を彫る「毛彫り」と面で熊を表現する「面彫り」があり、肩の盛り上がりから放射状に毛が流れる「菊型毛」は八雲産の特徴であり、面彫りは八雲オリジナルの彫り方である。

木彫りの熊 [7]


物件
・あわびラーメン屋(食品)
・バター飴屋(食品)
・ウォーター工場(食品)

近隣の街(駅)
長万部(3マス)
(3マス)
函館(4マス)

参考文献
[1] 八雲駅 – Wikipedia
[2] 八雲町 – Wikipedia
[3] あわびラーメン | 田舎暮らしは心が和む
[4] 株式会社ヤクモ飲料|北海道八雲町の高カルシウム天然水を販売
[5] 元祖・八雲の“バター飴” | 観光情報ブログ
[6] バター飴 – Wikipedia
[7] 【公式】北海道の観光・旅行情報サイト HOKKAIDO LOVE!