余市駅は、北海道余市郡余市町黒川町5丁目にあるJR線(JR北海道)函館本線の駅。余市町唯一の駅である。函館本線のいわゆる「山線」区間の中では小樽駅に次いで乗降客数が多く、小樽駅から当駅折り返しの列車も設定されている。
余市町は、北海道の西部、積丹半島の付け根に位置する町で、町の北側は日本海に面し、他の三方はゆるやかな丘陵地に囲まれている。町内には縄文から続縄文時代の遺跡が数多く見られ、古くから人が定住していたことが知られている。江戸時代初期には、和人によるアイヌ交易の拠点として「運上屋」が置かれるなど、北海道でも比較的古くから栄えた町である。豊富な山海の幸にも恵まれ、北後志地域の中核都市として発展してきた。
気候は北海道の中でも比較的温暖で、果樹栽培に適した土地柄である。古くは明治時代に日本で初めてリンゴの栽培に成功するなどといった歴史もあり、【リンゴ】、ナシ、ブドウ(ワイン加工用、生食用ともに)については生産量道内第1位を誇る。気候がヨーロッパによく似ていることから、ウイスキーやワインなどの酒類製造業も盛んである。ニッカウヰスキーの創業地であり、【ウィスキー工場】『ニッカウヰスキー北海道工場余市蒸溜所』は観光地としても人気である。
漁業に関しても歴史は古く、かつてニシン漁の際に唄われたという民謡「ソーラン節」は、余市町が発祥の地とされている。昭和に入るとニシンの漁獲量が激減し、ニシン以外の生業を模索する中、定置網によるブリやマグロ漁が盛んな時期もあり、昭和56、57年は【マグロ漁】が豊漁で 100 キロを超えるマグロが60本もとれたこともある。現在はエビ、イカ漁などが盛んである。
道の駅スペース・アップルよいちには、余市町出身の宇宙飛行士毛利衛を記念して開設された【宇宙博物館】『余市宇宙記念館』がある。日本が独自に開発した宇宙実験棟「きぼう」をイメージした空間の中で、宇宙でのベッドや宇宙食などを展示している。3Dシアターやデジタルプラネタリウムもある。
物件
・リンゴ園(農林)
・宇宙博物館(観光)
・マグロ漁(水産)
・ウィスキー工場(食品)
参考文献
[1] 余市駅 – Wikipedia
[2] 余市町 – Wikipedia
[3] 余市町でおこったこんな話 その103「ニシンの後」
[4] 事業案内 | 余市郡漁業協同組合
[5] 毛利さんのふるさとで宇宙を学ぼう!余市宇宙記念館のホームページ
[6] 毛利衛 – Wikipedia
[7] 余市蒸溜所 | NIKKA WHISKY
[8] 余市蒸溜所 – Wikipedia
[9] 道の駅スペース・アップルよいち – Wikipedia
[10] 余市宇宙記念館とは – コトバンク
[11] YOICHI | HOKKAIDO TO GO
[12] 北海道余市町
[13] 【公式】北海道の観光・旅行情報サイト HOKKAIDO LOVE!