知床斜里駅は、北海道斜里郡斜里町港町にあるJR線(JR北海道)釧網本線の駅。1925年(大正14年)に斜里駅として開業したが、1998年(平成10年)に知床斜里駅に改称。世界遺産・知床の玄関口で、知床方面へ向かうバスが接続している。
斜里町は、道東にある知床半島の北側を占め、オホーツク海に面する。幅 25 km、長さ 65 km に及ぶ知床半島を羅臼町と二分している。半島中央部を縦走している知床連山は険しい山岳と深い原始林、オホーツク海の荒波に海蝕された断崖が続いており、世界自然遺産登録エリアのある「知床国立公園」がある。さらに、斜里岳、海別岳山麓からなる台地と斜里川・奥蘂別川水系を挟んだ平坦地からなる肥沃な土壌がある。また、海岸線の一部は「網走国定公園」となっている。
観光に関して知床が脚光を浴びるようになったのは、1958年(昭和33年)の斜里—ウトロ間道路の開通とされている。以後、映画のロケーション撮影や1962年(昭和37年)の定期観光船就航、1964年(昭和39年)の知床国立公園指定、1971年(昭和46年)の「知床旅情」の大ヒットなどにより知床ブームが起こり、ウトロが観光地として飛躍した。1980年(昭和55年)に知床横断道路が開通し、1981年(昭和56年)の観光客入込数が100万人を突破した。
2005年(平成17年)には世界自然遺産に登録された。知床半島は、北半球における流氷の南限とされ、多種多様な生物が生息・生育する地域である。海と川を行き来するサケやマスなどを重要な餌資源とするヒグマやシマフクロウ、オオワシ、オジロワシといった大型の哺乳類や絶滅のおそれのある猛禽類、海棲哺乳類(海獣)、海鳥などが豊かな生態系を形成している。また、急峻な知床連山、山麓を覆う原生的な森林、切り立つ海岸断崖、多様な湿原・湖沼など様々な景観が凝縮され、優れた自然美も有している。
農業では、【小麦】、テンサイ、ジャガイモが主要3作物として作付されている。漁業は主体である【サケ】・マスの定置網漁業が、日本国内有数の漁獲量を有している。斜里町の老舗『丸あ野尻正武商店』の【イクラ醤油漬け】は、地元産の新鮮な秋サケ卵をオリジナル醤油ダレに漬け込んだ逸品である。
物件
・イクラ醤油漬け屋(食品)
・小麦畑(農林)
・シャケ漁(水産)
参考文献
[1] 知床斜里駅 – Wikipedia
[2] 斜里町 – Wikipedia
[3] いくら醤油漬け/斜里町 | たびらい
[4] いくら醤油漬 – 知床しゃりブランド
[5] 知床 (世界遺産) – Wikipedia
[6] フレペの滝 – Wikipedia
[7] 【公式】北海道の観光・旅行情報サイト HOKKAIDO LOVE!