豊橋駅は、愛知県豊橋市花田町字西宿にある、東海旅客鉄道(JR東海)・日本貨物鉄道(JR貨物)・名古屋鉄道(名鉄)の駅である。隣接する駅も含めて多数の鉄道路線が伸び、加えて路面電車・路線バスなどの公共交通機関も集中しており、「東三河の交通拠点」として位置づけられている。
乗り入れる路線は、JR線は東海道新幹線、東海道本線、豊橋駅を起点に辰野駅(長野県)までを結ぶ飯田線、名鉄は豊橋駅を起点に名鉄岐阜駅(岐阜県)に至る名古屋本線、計4路線である。また、隣接する新豊橋駅からは三河田原駅までを結ぶ豊橋鉄道渥美線、駅前停留場からは路面電車の豊橋鉄道東田本線の2路線がそれぞれ伸びている。
豊橋市は、愛知県の南東部に位置する。東三河地方における経済・交通の中心であり、当市を中心に豊橋都市圏を形成している。中世から江戸時代まで市の中心部は吉田と呼ばれていた。江戸時代には 吉田藩の城下町、吉田宿の宿場町、豊川水運で栄えた湊町であった。明治2年6月(1869年)の版籍奉還で、吉田から豊橋に改称した。大正・昭和戦前期には製糸・紡績業が盛んで、工業生産高の60-80%を製糸業が占める代表的な製糸都市であった。
現在、製造業では【自動車部品】業界で国内最大手の『デンソー』豊橋製作所や、【粘着テープ】などの包装材料・半導体関連材料・光学フィルムなどを製造する『日東電工』豊橋事業所などがある。また、豊橋市は輸入車の大半が集中して陸揚げされる都市でもあり、【外車販売会社】『フォルクスワーゲングループジャパン』の本社が置かれている。
市南部は畑が多く、キャベツ、白菜、トマト、【ブロッコリー】など、露地または施設における野菜の栽培が盛んであり、牛、豚、鶏などの畜産も行われている。100年の歴史をもつ【うずら】は、全国で圧倒的なシェアを占めており、日本一の産地となっている。市西部は水田が多く、稲作を中心としながら露地や施設の園芸が行われている。市北部では柿、なし、ぶどうなどの果樹栽培が盛んである。【ちくわ】や寒天ゼリーといった加工食品も多く生産されている。農業産出額で全国トップクラスの産地となっている。
ご当地グルメには【豊橋カレーうどん】がある。丼の底の方にとろろご飯をよそい、その上からカレーうどんが盛りつけられていることが特色で、普通のカレーうどんでは食べた後に残ってしまう出汁を、カレーライス・カレー雑炊として美味しく食べきれるように工夫されている。
物件
・豊橋カレーうどん屋(食品)
・ちくわ屋(食品)
・ブロッコリー畑(農林)
・うずら養鶏場(農林)
・外車販売会社(商業)
・自動車部品工場(工業)
・粘着テープ工場(工業)
参考文献
[1] 豊橋駅 – Wikipedia
[2] 豊橋市 – Wikipedia
[3] DENSO – 株式会社デンソー / Crafting the Core /
[4] デンソー – Wikipedia
[5] 日東電工 – Wikipedia
[6] 2台に1台が豊橋にやって来る!? なぜ愛知県豊橋市は「輸入車の聖地」と呼ばれるようになったのか | VAGUE(ヴァーグ)
[7] 豊橋市の農業の概要
[8] 豊橋の主な農畜産物 (ばら・ブロッコリー)
[9] 豊橋の主な農畜産物/(トマト・スナップエンドウ・うずら)/豊橋市
[10] 由来・こだわり|豊橋カレーうどん|ええじゃないか豊橋|豊橋の観光とお土産ガイド
[11] 豊橋カレーうどん – Wikipedia
[12] 豊橋鉄道 – Wikipedia
[13] 吉田城 (三河国) – Wikipedia
[14] 吉田宿 – Wikipedia
[15] ウズラ – Wikipedia