小木海岸・宿根木 [1]

佐渡(さど)

佐渡島は、新潟県の西部に位置する島で、島全域が新潟県佐渡市の市域である。本州などの主要4島と北方領土を除く日本の島の中では沖縄本島に次ぐ面積を持つ。

西廻り航路が開かれ、西日本や北陸の文化が伝わってきたこと、また配流者が伝えた文化も含めた貴族文化や武家文化、町人文化が一体となって、佐渡特有の文化を形成していったといわれる。中でも有名なのは能である。これは能の大成者である世阿弥が配流された影響であるといわれる。現在も32余りの能舞台が残っており、春から秋にかけ薪能などイベントや祭りでいまも利用されている。他にも、順徳天皇や日蓮ゆかりの寺など歴史的な神社仏閣が保存されている。

椎崎諏訪神社能舞台 [1]

佐渡金山は最盛期には、国内一の金産出量を誇っていたが、江戸時代の終わりごろから衰退し1951年に商業採掘は終了したため、現在では金の採掘は行われていない。残された多くの史跡や博物館等の資料館で当時の様子をうかがい知ることができる。【砂金採取のテーマパーク】『佐渡西三川ゴールドパーク』では砂金採取を体験できるほか、歴史資料室や土産品販売コーナーなどもある。

佐渡金山 [1]

農業は、島の中央にある国中平野で稲作が盛んであり、佐渡産コシヒカリは市場でも評価が高い。果樹栽培も盛んであり、羽茂地区特産の柿【おけさ柿】や、小木地区特産のイチジク「おぎビオレー」などが挙げられる。

漁業では、富山湾と並ぶ国内有数の寒ブリの産地であり、両津湾には多くの定置網が設置されている。島内では通年で楽しめるご当地グルメとしてブリカツ丼が広く提供されている。加茂湖の牡蠣養殖や、「南蛮エビ」と呼ばれる甘エビ、イカ、ズワイガニ、いごねりなども有名である。名物の【一夜干しするめ】『佐渡するめ』は、肉厚でやわらかい口当たりの中にも、しっかりとした歯ごたえがあり、噛めば噛むほど旨味が増す逸品である。

佐渡小木地震に伴い無数の岩礁と小さな入り江が誕生した小木海岸線一帯は、アワビやサザエなどの貝類やワカメなどの海藻が豊富な漁場となっている。一方で従来の舟は漁に適さないため、小回りと安定性のある【たらい舟】が考案された。いまでは沿岸漁業だけでなく、観光にも利用されている。

たらい舟 [5]


物件
・一夜干しするめ屋(食品)
・たらい舟屋(観光)
・おけさ柿園(農林)
・隠し金山パーク(観光)

参考文献
[1] 佐渡島 – Wikipedia
[2] 佐渡市 – Wikipedia
[3] 佐渡西三川ゴールドパーク – Wikipedia
[4] 佐渡沖するめ 観光・旅行ガイド – ぐるたび
[5] たらい舟 – Wikipedia

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