五島列島は、九州西方にある列島。長崎港から西に100kmに位置し、北東側から南西側に80km(男女群島まで含めると150km)にわたって大小あわせて152の島々からなる。地元や九州地方では「五島列島」という呼び名はあまり使われず、単に「五島」と言うことが多い。五島最大の福江島を中心とする南西の島々を「下五島」、2番目に大きな中通島を中心とする北東部を「上五島」と呼ぶこともある。福江島の市街地の海岸にある福江港が、下五島地域(五島市域)の海の表玄関となっている。
五島列島は全島が長崎県に属し、自然海浜や海蝕崖、火山景観など複雑で変化に富んだ地形で、ほぼ全域が西海国立公園に指定されるなど豊かな自然景観を有している。島々には多くのカトリック教会が点在し、旧五輪教会堂や江上天主堂などが「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として2018年に世界遺産登録された。
昭和時代には東シナ海で操業する漁船団の先端基地として栄え、現在も漁業が重要な産業となっている。「ごんあじ」や「ウチワエビ」などの海産物が名物である。
【ごんあじ】は、長崎県の五島灘に生息している黄金色をした250g以上の瀬付きのマアジで、漁獲後に生簀で1週間から10日間程餌をやらずに活かし込んだものである。そのひと手間により、霜降りの牛肉と同じように脂肪が体全体にまわり、身が引き締まって美味しさが増すため、各地市場で格別の評価を受けている。
【ウチワエビ】は、水深の深い砂地に生息している、独特の外見を持つ海老である。10月~11月末までが旬の「秋の味覚」で、味の特徴は海老とカニを合わせて2で割ったような、エビカニ好きな人にはたまらない風味である。とても美味しいダシが出る事で有名な海老でもあり、特にオススメな料理が「みそ汁」である。
五島列島で生産される特産品のひとつに【五島うどん】がある。細麺ながらも強いコシを持ち、椿油を塗って熟成するのが特徴のうどんである。長崎県を代表するうどんであり、讃岐うどん・稲庭うどんと並び、「日本三大うどん」の1つとされる。
物件
・五島うどん屋(食品)
・ウチワエビ漁(水産)
・黄金アジ漁(水産)
参考文献
[1] 福江港 – Wikipedia
[2] 福江島 – Wikipedia
[3] 五島市 – Wikipedia
[4] 五島列島 – Wikipedia
[5] ブランド魚のご紹介 | 長崎市新三重漁業協同組合
[6] 真あじ(ごんあじ・野母んあじ) – 長崎県 – プライドフィッシュ
[7] 活きとっと「うちわ海老」(約1kg)
[8] 五島うどん – Wikipedia
[9] 西海国立公園 – Wikipedia
[10] 長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産 – Wikipedia
[11] 堂崎天主堂 – Wikipedia
[12] 【公式】長崎観光/旅行ポータルサイト ながさき旅ネット
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