知覧麓 [1]

知覧(ちらん)

知覧町(ちらんちょう)は、鹿児島県薩摩半島の南部中央に位置し、2007年12月1日に川辺郡川辺町、揖宿郡頴娃町と合併し南九州市となった。知覧麓には【武家屋敷】が残っており「薩摩の小京都」と呼ばれる。第二次世界大戦中には大日本帝国陸軍特別攻撃隊の飛行場が置かれ、飛行場跡地には特別攻撃隊に関する資料を展示した【知覧特攻平和会館】がある。なお、かつて存在した鹿児島交通知覧線の「知覧駅」は、1965年に知覧線が廃止されたことに伴い廃駅となっている。

知覧特攻平和会館 [9]

主な農産品に、「知覧茶」や「知覧紅」がある。【知覧茶】は、透き通った若緑色とさわやかな香りが特徴で、近年では農林水産大臣賞や全国茶品評会日本茶業中央会長賞受賞をはじめ各種賞を度々受賞しており、全国的に高い評価を得ている。なお、南九州市は、日本の市町村単位では生産量第1位の緑茶産地でもある。【知覧紅】は、南九州市知覧町で生産されるサツマイモで、皮は鮮やかな紅色、甘くほくほくとした食感である。

知覧茶の茶畑 [4]

鹿児島県独特の餅菓子【あくまき】は、主に端午の節句で食べられる菓子で、「ちまき」と呼ぶこともある。関ヶ原の戦いの際、薩摩の島津義弘が日持ちのする食糧として持参したのがはじまりという説がある。保存性が高いことと、その腹持ちの良さから、薩摩にとって長く戦陣食として活用され、かの西郷隆盛も西南戦争で食べていたといわれる。こうした背景から、男子が強くたくましく育つようにという願いを込めて、端午の節句に食べられるようになったといわれている。

あくまき [8]


物件
・あくまき屋(食品)
・知覧茶畑(農林)
・知覧紅芋畑(農林)
・特攻隊記念館(観光)
・武家屋敷群(観光)

近隣の街(駅)
鹿児島(2マス)
枕崎(3マス)

参考文献
[1] 知覧町 – Wikipedia
[2] 知覧駅 – Wikipedia
[3] 南九州市 – Wikipedia
[4] 知覧茶 – Wikipedia
[5] サツマイモ – Wikipedia
[6] 知覧紅とは – コトバンク
[7] あくまき 鹿児島県 | うちの郷土料理:農林水産省
[8] あくまき – Wikipedia
[9] 知覧特攻平和会館 – Wikipedia