湯田温泉駅は、山口県山口市今井町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山口線の駅である。湯田温泉駅を名乗るが、湯田温泉の温泉街は駅前から北に延びる県道湯田停車場線を約400m進んだところが温泉街の南端になり、温泉街の中心はさらに約300m先(駅から約700m、徒歩約10分)になる。
湯田温泉は、山口県山口市(旧国周防国)にある温泉で、山口県を代表する温泉「防長四湯」の一つである。山陽路にはあまり温泉街は存在しないが、そんな中で山陽路随一の温泉街である。同地は山口市の繁華街・歓楽街でもあり、飲食店なども数多い。甲府温泉、鳥取温泉、松江しんじ湖温泉、道後温泉などと並び、県庁所在地の中心市街地に湧出する温泉である。ビルやホテルが林立しているので、温泉街特有の情緒とは一線を画す形であるが、夜には宿泊客が散策できるスポットも点在する。
温泉街の中心付近に、【幕末の志士たちが集った宿】として知られる『松田屋ホテル』がある。同ホテルは石井宏子により「美食を堪能する宿10軒」に選ばれており、松田忠徳による「お薦めの宿&共同湯200選」にもリストアップされている。また、【中原中也記念館】は、生家である中原医院の跡地に建てられており、僅か30年の生涯で350篇以上の詩を残した中原中也の遺品、遺稿が展示されている。
山口銘菓【外郎】(ういろう)は、わらび粉に砂糖を加え、蒸して作られる。他の地方のういろうと異なり、わらびもちを彷彿とさせる、くせのないとろりとした食感が特徴である。『松田松栄堂』や『御堀堂 湯田支店』などで取り扱っている。また、山口外郎の系譜を継ぐ銘菓「豆子郎」(とうしろう)を扱う『豆子郎 湯田店』があり、本店の【豆子郎の里】『茶藏唵』(さくらあん)もそれほど遠くない場所にある。
物件
・ういろう屋(食品)
・天祈の詩人記念館(観光)
・ういろうの里(観光)
・明治維新の宿(観光)
近隣の街(駅)
・山口(1マス)
・津和野(1マス)
・宇部(2マス)
参考文献
[1] 湯田温泉駅 – Wikipedia
[2] 湯田温泉 – Wikipedia
[3] 中原中也記念館 – Wikipedia
[4] 中原中也 – Wikipedia
[5] 外郎一覧|湯田温泉観光回遊拠点施設[狐の足あと]
[6] ういろう (菓子) – Wikipedia
[7] 山口銘菓 豆子郎 公式サイト