柳井駅は、山口県柳井市中央二丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線の駅である。北側には、約200mの街路に面した両側に江戸時代の商家の家並みが続く【白壁の町並み】が残り、重要な文化財として整備された。
柳井市は、山口県の南東部、室津半島の東岸から付け根に位置する。市内からは琴石山を望み、瀬戸内海国立公園の一部である自然景観を有す。大畠瀬戸を挟んで対岸には屋代島(周防大島)が横たわる。市域は沿岸部、内陸部(伊陸地区、日積地区)、半島・島嶼部(平郡島)からなり、総面積の半分以上が山地丘陵地。市街地は平坦部と海岸沿いに形成されている。北部の内陸部に盆地が分布、農山村集落が散在する。半島・島嶼部は、比較的急峻な丘陵地が入り組む海岸線で変化に富んだ地形である。
花き(カーネーション・ミニバラ)および果実(ミカン・ぶどう・いちご)を中心とした農業・漁業と商工業が産業の中心。近年では、自然薯栽培発祥の地として、自然薯を使用した加工品開発に取り組んでいる。仕込み行程で生醤油に再び麹を投入して再発酵させる【甘露醤油】(再仕込み醤油)発祥の地でもある。
伝統工芸品には、金魚ちょうちんや柳井縞がある。【金魚ちょうちん】は、幕末の頃、「白壁の町並み」がある柳井市古市に住んでいた商人・熊谷林三郎が、一説に青森県弘前市の弘前ねぷたの「金魚ねぷた」に着想を得て考案したと伝わる。リュウキン(琉金)に似た丸い胴体に長い尾びれをもち、柳井縞の染料を用いた鮮やかな赤が特徴である。毎年8月13日に行われる金魚ちょうちん祭りは柳井の夏の風物詩として親しまれており、4000個の金魚ちょうちんと巨大な「金魚ねぶた」が出現する。
物件
・金魚ちょうちん屋(観光)
・甘露醤油工場(食品)
・白壁の町並み(観光)
近隣の街(駅)
・岩国(1マス)
・宮島(2マス)
・山口(3マス)
・広島(3マス)
参考文献
[1] 柳井駅 – Wikipedia
[2] 柳井市 – Wikipedia
[3] 柳井白壁の町並み散策プラン
[4] 白壁の町並み – 柳井市ホームページ
[5] 金魚ちょうちん – Wikipedia
[6] 甘露醤油とは – コトバンク
[7] 柳井市古市金屋伝統的建造物群保存地区 – Wikipedia