岩国駅は、山口県岩国市麻里布町一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅である。山陽本線と岩徳線の2路線が乗り入れている。岩国市の中心駅であるが、「岩国市岩国」は西岩国駅、錦帯橋周辺にあるため、当駅は本来の「岩国」から離れている。
岩国市は、山口県の最東部に位置する市で、小瀬川を挟んで広島県と接している。広島市と周南市の中間地点に位置し、瀬戸内工業地域の一角を担っている。広島湾に注ぐ錦川の作った三角州上の岩国飛行場には、在日米軍・海兵隊と海上自衛隊の基地が存在する。観光都市としての一面も持ち、日本三名橋に数えられる名勝【錦帯橋】や岩国城を中心とした市内各観光地には年間を通じて観光客が訪れる。
関ヶ原の戦いの後、吉川家が治める岩国領6万石の城下町として発展し、旧市街である錦見(にしみ)・岩国・横山といった現西岩国駅・川西駅の周辺が繁栄した。1925年(大正14年)、現岩国駅周辺の麻里布地区に帝國人造絹糸(帝人)の工場が建設されて以降、岩国港を基盤にして山陽パルプ工業(現【日本製紙】)、東洋紡績などの軽工業の工場が進出し、「人絹町」と呼ばれる工業地区が発展した。
名物に【岩国寿司】がある。岩国藩初代藩主の吉川広家が合戦に備えて作らせた保存食が町民にも広がったという説もあり、「殿様寿司」とも言われる。大きな木枠の中に、酢飯の上に春菊などの青菜、岩国名産の蓮根、椎茸、錦糸卵などをのせ、これを何層にも重ね、サンドイッチ状にし、重石でしばらく押し固め、木枠を抜いて、一人前サイズに切り分けて作る。できあがった大きな押し寿司を一人前ずつに切り分けて供するため、岩国では人の集まるハレの日に欠かせない伝統料理となっている。
有名な食事処に、岩国市内で玖珂町、錦町、周東町の3箇所に店舗を展開する【山賊レストラン】『いろり山賊』がある。季節ごとに変わる派手な装飾が行われることで知られ、山奥にきらびやかな装飾が忽然と現れる様は「テーマパークのよう」と形容されることもある。看板メニューとして山賊焼が知られており、カルビーとコラボレーションして山賊焼味のポテトチップスが中国地方・四国地方にて期間限定で販売されたこともある。
物件
・錦帯橋グッズ屋(観光)
・岩国寿司屋(食品)
・山賊レストラン(食品)
・パルプ工場(工業)
近隣の街(駅)
・柳井(1マス)
・宮島(1マス)
・広島(2マス)
参考文献
[1] 岩国駅 – Wikipedia
[2] 西岩国駅 – Wikipedia
[3] 岩国市 – Wikipedia
[4] 岩国町 – Wikipedia
[5] 岩国藩 – Wikipedia
[6] 錦帯橋 – Wikipedia
[7] 日本製紙 – Wikipedia
[8] 岩国寿司 – Wikipedia
[9] いろり山賊 – Wikipedia
[10] いろり山賊ホームページ
[11] 岩国港 – Wikipedia
[12] 岩国城 – Wikipedia