生口島と多々羅大橋 [1]

生口島(いくちじま)

生口島は、広島県尾道市の瀬戸内海にある島である。東隣が尾道市の因島、北西隣が同じく尾道市の高根島(こうねしま)になる。北隣が三原市の佐木島。西から南側が愛媛県になり西が今治市の大三島、南が今治市の伯方島や上島町の岩城島になる。瀬戸内海を縦断する広域交通である西瀬戸自動車道(しまなみ海道)がこの島に通り、その生口橋で因島と、同じく多々羅大橋で大三島とつながっている。そして高根大橋で高根島と結ばれている。

現在の生口島の産業は、漁業と柑橘類の栽培、造船業、観光業が主である。漁業・観光としては、タコ料理が特に有名である。柑橘の栽培は、明治以降に始まった。生口島は平野が狭いが傾斜地は多く、温暖な気候が続く瀬戸内海式気候とあいまって柑橘類の栽培に適しており、レモン、ネーブルオレンジ、ハッサク、ミカンが栽培されている。

特に【レモン】は有名で、国産レモンの生産量は広島県が全国一で、国内の5割以上を占めている。県内ではほぼ生口島および高根島の「瀬戸田レモン」と大崎下島大長地区の「大長レモン」の2つが産地である。瀬戸田レモンのみの生産量は国産レモンの3割近くを占め、この島は日本一の生産量を誇っている。また、【レモンケーキ】の製造販売所が6件もある(2020年現在)。

瀬戸田のレモン谷 [5]

現代彫刻家の屋外作品を島中に設置するというアートプロジェクト「瀬戸田ビエンナーレ」が1999年に事業終了し、「島ごと美術館」と名を改め観光展開している。2016年現在で展示作品は17点にのぼる。また、この島出身の画家で「仏教」「平和」をテーマとした平山郁夫の作品を展示する【平山郁夫美術館】もある。画家としての平山作品だけではなく、幼少期のスケッチや体験談(広島原爆被爆等)や若年期の学校時代の写真など、平山の人物像を展示している点を特徴とする美術館になっている。

平山郁夫美術館 [4]


物件
・レモンケーキ屋(食品)
・レモン園(農林)
・平和を願う美術館(観光)

近隣の街(駅)
大三島(1マス)
尾道(2マス)
今治(2マス)

参考文献
[1] 多々羅大橋 – Wikipedia
[2] 生口島 – Wikipedia
[3] 生口島といえばレモンケーキ!地元民が忖度なしで全6店舗を徹底比較 | 生口島NEST
[4] 平山郁夫美術館 – Wikipedia
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