坂出駅 [1]

坂出(さかいで)

坂出駅は、香川県坂出市元町一丁目にある、四国旅客鉄道(JR四国)予讃線の駅である。瀬戸大橋を渡り香川県と岡山県を結ぶ「本四備讃線」(ほんしびさんせん)に直通する列車も停車する。乗車人員は5,355人(2018年度)となっており、高知県の県代表駅である高知駅より乗車人員が多く、JR四国で第4位となっている。

坂出市は、香川県の中央部に位置する市である。瀬戸内海に面し、瀬戸大橋の四国側玄関口に当たる。沿岸部には番の州工業地帯、林田工業地帯などが造成されており、石油製品・石炭製品製造業を中心とする四国有数の工業地帯となっている。

番の州工業地帯と瀬戸大橋(奥)[3]

市の北西部の埋め立て地に整備された番の州臨海工業団地では、造船業や化学工業が盛んである。【造船所】『川崎重工業 坂出工場』や、国内最大手の【総合化学メーカー】『三菱ケミカル』の香川事業所、大手生活用品メーカー「ライオン」の関係会社【ライオンケミカル】の『オレオケミカル事業所』などが立地する。番の州臨海工業団地の東側に整備された林田・阿河浜地区臨海工業団地では、製造業が盛んであると共に、物流企業が多く集積し物流拠点としても機能している。

他にも市内には、【産業ガス】を販売供給する『カワムラ』や、1789年(寛政元年)創業で【醤油】・調味料などを製造販売する『鎌田醤油』の本社・工場もある。

鎌田醤油本社 [3]

坂出市のB級グルメに【ぴっぴ飯】がある。ご飯に刻んだうどんやたくあんを混ぜて炒めた焼き飯風の料理である。昭和の時代、たくさん買い込み残ってしまったうどん玉に、冷蔵庫の余り物とご飯を加え、家庭でよく作られていた料理を再現したメニューである。ちなみに「ぴっぴ」とは香川で今も使われているうどんの幼児語である。

坂出市名産の【和菓子】「名物かまど」は、金刀比羅宮(こんぴらさん)の灸まんなどとともに香川県を代表する土産菓子である。小麦粉と卵からなる生地の中に手亡豆(白インゲンマメ)と卵黄を使った黄味餡が包まれた饅頭のような菓子である。当地には、讃岐国阿野の海岸に至った行基が竃(かまど)をつき青松葉を使って塩を作る法を伝えたという伝承があり、名物かまどはこの竃をモチーフとしたものである。

名物かまど [12]


物件
・ぴっぴ飯屋(食品)
・和菓子屋(食品)
・醤油工場(食品)
・産業用ガス工場(工業)
・ケミカル工場(工業)
・造船所(工業)
・化学工場(工業)

近隣の街(駅)
高松(1マス)
さぬき(2マス)
四国中央(3マス)
岡山(3マス)

参考文献
[1] 坂出駅 – Wikipedia
[2] 本四備讃線 – Wikipedia
[3] 坂出市 – Wikipedia
[4] SAKAIDE – 坂出
[5] 坂出工場 | 事業拠点・関係会社 – 川崎重工業
[6] ライオン (企業) – Wikipedia
[7] ライオン株式会社
[8] 三菱ケミカル – Wikipedia
[9] 香川事業所|企業情報|三菱ケミカル株式会社
[10] 香川で産業ガス・医療ガスを販売供給する株式会社カワムラ
[11] 鎌田醤油公式サイト
[12] 名物かまど – Wikipedia
[13] 名物かまど – 四国讃岐の風土が生み出す故郷の味
[14] 必食!B級グルメ – うどん県旅ネット
[15] 灸まん – Wikipedia

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