都城駅は、宮崎県都城市栄町にある、九州旅客鉄道(JR九州)の駅である。日豊本線と当駅を終点とする吉都線の2路線が乗り入れている。宮崎県南部の主要都市である都城市の代表駅であるが、都城市の中心部には隣の西都城駅の方が近く、宮崎駅方面からの普通列車も大半が西都城駅折り返しとなっている。
都城市は、宮崎県の南西端に位置する市で、市の北部から西部、南部にかけては鹿児島県に接しており、宮崎と鹿児島の中間地点にあたる主要都市である。かつて薩摩藩領であったため鹿児島弁に極めて近い諸県弁を話すなど、薩摩の文化を色濃く残している。広大な都城盆地の中にあり、都城盆地一帯の拠点都市である。市域中央をほぼ南北に大淀川が流れ、西は霧島山地、東は鰐塚山地に囲まれている。
2019年の市町村別統計では農業産出額合計が全国第1位と日本有数の農業地域になっている。特に牧畜業が盛んで、畜産の産出額合計が市町村別で全国第1位である他、その内訳の「肉用牛」(都城牛)および「豚」(黒豚)が第1位、「鶏」及び「鶏うちブロイラー」が第2位となっている。宮崎県産ブランド鶏の【みやざき地頭鶏】は、宮崎県や鹿児島県の霧島山麓で古くから飼育され、江戸時代から美味で有名であった地鶏「地頭鶏」(じとっこ)をルーツに持つ鶏である。
【ヨーグルト飲料】やチーズ、バターといった乳製品などの農産物加工業も盛んである。都城市を本拠とする牛乳および乳製品メーカー『南日本酪農協同』は、まろやかなヨーグルト風味の乳酸菌飲料「ヨーグルッペ」やシュワッと甘酸っぱい乳性炭酸飲料「スコール」、子会社の高千穂牧場ブランドで「のむヨーグルト」や「カフェオレ」などを販売している。
農産物では、サツマイモ、サトイモ、ホウレンソウ、ゴボウ、茶などの収穫量も多い。都城市で生産される【都城茶】は、江戸の頃から広く知られる銘茶である。都城は周囲を山々に囲まれた盆地のため、昼夜の気温差が大きく、霧がよく発生する環境で、茶作りにとても良いと言われる。霧が日照を和らげることで、やわらかな葉肉の厚い茶葉が育ち、鮮やかな色と香り、コクが生まれる。
物件
・都城茶畑(農林)
・じとっこ鶏場(農林)
・ヨーグルト飲料工場(食品)
近隣の街(駅)
・宮崎(2マス)
参考文献
[1] 都城駅 – Wikipedia
[2] 都城市 – Wikipedia
[3] 都城のうまいものが買える「南日本酪農協同株式会社」を紹介します – 宮崎県都城市ホームページ
[4] 特集:親子で毎日、ヨーグルッペ – デーリィ南日本酪農協同株式会社
[5] 高千穂牧場公式サイト
[6] 高千穂牧場オンラインショップ
[7] 高千穂牧場 – Wikipedia
[8] 南日本酪農協同 – Wikipedia
[9] 都城茶とは – コトバンク
[10] 都城茶 | 特産物紹介
[11] 銘茶霧乃ほまれ お茶の丸勝園 霧島の峰の恵と都城茶の味と香りをお届けします 宮崎県 都城茶とは
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