伊勢市駅は、三重県伊勢市吹上一丁目にある、東海旅客鉄道(JR東海)・近畿日本鉄道(近鉄)の駅である。JR東海の参宮線と近鉄の山田線の2路線が乗り入れ、接続駅となっている。伊勢志摩の中心都市・伊勢市の代表駅である。古くから伊勢参りの玄関口として利用されてきた。
伊勢市は、三重県南東部に位置する都市である。伊勢神宮の鳥居前町として発達した都市で「神都」の異名を持つ。三重県を代表する観光都市の1つであり、名古屋や関西といった大都市圏からのアクセスに優れることから年間を通じて大勢の観光客で賑わう。
伊勢神宮には天照坐皇大御神(天照大御神)を祀る皇大神宮と、衣食住の守り神である豊受大御神を祀る豊受大神宮の二つの正宮があり、一般に皇大神宮は内宮(ないくう)、豊受大神宮は外宮(げくう)と呼ばれる。皇室のみならず、「国家の総鎮守」として庶民を含むあらゆる階層から信仰を集め膨大な数の参拝者を生むようになり、とりわけ江戸時代には短期間で数百万人が参拝する「お蔭参り」が生じるなど、日本の信仰の中心地となった。
おはらい町は、伊勢神宮皇大神宮(内宮)の鳥居前町として栄えた。伊勢街道沿道には、伊勢うどんや手こね寿司などの郷土料理を供する飲食店、真珠や伊勢茶などを販売する土産物店が軒を連ねており、ほぼすべての建物が切妻・入母屋・妻入の木造建築で統一されている。
【伊勢うどん】とは、伊勢市を中心に食べられるうどん料理で、かけうどん(素うどん)のように多量のツユに浸ったものではなく、たまり醤油に鰹節やいりこ、昆布等の出汁を加えた、黒く濃厚なつゆ(タレ)を、太い麺に絡めて食べるものが主流である。太い麺は長時間かけて柔らかくゆで上げられており、具やトッピングが少なく、薬味の刻みネギだけで食べることが多い。
【手こね寿司】(てこねずし)とは、特に三重県、志摩地方の郷土料理として知られるちらし寿司の一種で、鰹や鮪などの赤身の魚を醤油を中心としたタレに漬け込んだ後、寿司飯に盛り付けた海鮮料理である。これら材料を混ぜて盛り付けることも、単に重ねて仕上げる製法をとることもある。好みにより、大葉や生姜、海苔などをちらす。
おはらい町の中ほどには、伊勢名物【赤福餅】を販売する『赤福本店』や、お蔭参り(お伊勢参り)で賑わった江戸時代末期から明治時代初期の鳥居前町の町並みを再現した観光地【おかげ横丁】がある。
市内の観光施設に【戦国時代のテーマパーク】『ともいきの国 伊勢忍者キングダム』もある。レプリカ建築として再現したとする安土城天守閣があり、忍者劇場や野外劇場では真田幸村や猿飛佐助といった戦国時代・江戸時代初期の武将や忍者の役柄が登場することもある。
隠れた伊勢名物として注目の郷土菓子【ぱんじゅう】を販売する『三ツ橋ぱんじゅう』が伊勢市駅から徒歩5分の距離にある。「ぱん」と「まんじゅう」を合わせたもので、たこやき風の見た目も可愛く、多彩で個性的な中身も魅力的な菓子である。こしあん、餅いりの粒あん、栗、伊勢茶、むらさき芋、焼き芋、カスタード、うぐいす豆入り豆乳クリームの8種類が1つずつ入った「よろこびセット」はお土産に適している。
物件
・ぱんじゅう屋(食品)
・伊勢うどん屋(食品)
・てこね寿司屋(食品)
・ふくふくもち屋(食品)
・戦国パーク(観光)
・おまいり横丁(観光)
近隣の街(駅)
・鳥羽(1マス)
・松阪(1マス)
・津(2マス)
参考文献
[1] 伊勢市駅 – Wikipedia
[2] 伊勢市 – Wikipedia
[3] 伊勢神宮 – Wikipedia
[4] おはらい町 – Wikipedia
[5] 伊勢うどん – Wikipedia
[6] 手こね寿司 – Wikipedia
[7] 手こね寿司とは – コトバンク
[8] 赤福本店 | 伊勢名物 赤福
[9] おかげ横丁 – Wikipedia
[10] ともいきの国 伊勢忍者キングダム – Wikipedia
[11] 三ツ橋ぱんじゅう|観光スポット|観光三重
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