勝田駅 [1]

ひたちなか

ひたちなか市は、茨城県の県央地域に位置する市で、1994年(平成6年)に勝田市と那珂湊市が合併して発足した。南部の那珂川周辺および東部の太平洋沿岸の低地地区と、那珂台地と呼ばれる平坦な台地地区から成り、全域が関東平野に属する。中心となる鉄道駅は勝田駅で、JR東日本・常磐線とひたちなか海浜鉄道・湊線が乗り入れ、接続駅となっている。

旧勝田市は【総合電機メーカー】『日立製作所』の企業城下町として発展した工業都市である。2010年竣工した【エレベーター試験塔】「G1TOWER」は、地上高 213.5m、地下深度 15mで、完成時から2015年までは史上最も背の高いエレベーター試験塔であった。現在(2021年時点)では、日本国内では第1位、世界第7位という位置付けである。また、ルネサスエレクトロニクスの生産子会社で、【半導体生産】における前工程を主力事業とする『ルネサス セミコンダクタ マニュファクチュアリング』が本社をおく。

エレベーター試験塔 G1TOWER [4]

旧那珂湊市は、現在のひたちなか市の南東部に位置し、水産業を主な産業とする。那珂湊漁港に隣接する【魚市場】『那珂湊おさかな市場』は、その日の朝に水揚げされた新鮮な魚介類をリーズナブルな価格で販売する専門店街として人気である。また、阿字ヶ浦にある堀出神社には、明治時代後半に茨城に伝わった干しいもの製造を始めたひとりである小池吉兵衛がまつられている。サツマイモの生育に適した水はけの良い砂地を含んだ土壌とともに干しいも作りは発展し、ひたちなか市は【干しいも】の生産量で日本一となっている。

那珂湊おさかな市場 [14]

アメリカ軍水戸射爆撃場として利用されていた広大な跡地に整備された『国営ひたち海浜公園』は、茨城県内における花の名所の1つとして知られる。米軍の射爆撃場のメインの的があった場所には、道路造成などで出た大型トラック20万台分の残土を利用して【みはらしの丘】が人工的に整備された。春はネモフィラ、秋はコスモス、コキア(ホウキグサ)などが一面を覆い、園内や太平洋を一望できる。

ひたち海浜公園 みはらしの丘 [18]

茨城県内の各地で楽しむことができる【あんこう鍋】であるが、その中でもひたちなか市は特にあんこう鍋が盛んな市町のひとつで、多くの飲食店で提供されている。また、茨城県中部で愛されている【納豆かつ】は、隣接する那珂市の郊外にある『ダイニングまつば』で1977年に誕生した。1980年代後半ごろから徐々にその味が浸透し、このメニューを取り入れる周囲の店も増え、やがて局地的なローカルフードとして定着した。2013年には「秘密のケンミンSHOW」でも取り上げられている。


物件
・干しいも屋(食品)
・納豆カツ屋(食品)
・あんこう鍋屋(食品)
・ネモフィラの丘(観光)
・魚市場(水産)
・半導体工場(工業)
・エレベーター工場(工業)
・総合電機メーカー(工業)

近隣の街(駅)
水戸(1マス)
笠間(2マス)
北茨城(3マス)

参考文献
[1] 勝田駅 – Wikipedia
[2] ひたちなか市 – Wikipedia
[3] 日立製作所 – Wikipedia
[4] G1TOWER – Wikipedia
[5] ルネサス セミコンダクタ マニュファクチュアリング – Wikipedia
[6] ルネサスエレクトロニクス – Wikipedia
[7] 那珂湊おさかな市場
[8] 那珂湊おさかな市場(ひたちなか市) | 観光いばらき
[9] 日本一の産地!ひたちなか・東海・那珂 ほしいも協議会
[10] 国営ひたち海浜公園 – Wikipedia
[11] あんこう鍋 – Wikipedia
[12] ひたちなか市であんこうの食べられる店、宿 | 観光いばらき
[13] 茨城県民はトンカツに納豆をのせる…!? 40年の伝統「納豆かつ」は食べ切るのが名残りおしいほどヤミツキの味だった – ぐるなび みんなのごはん
[14] 那珂湊市 – Wikipedia
[15] 勝田市 – Wikipedia
[16] ひたちなか地区 – Wikipedia
[17] 茨城県那珂湊市 (08209A1968) | 歴史的行政区域データセットβ版
[18] 観光いばらきフォトライブラリー | 茨城県の画像素材を無料でダウンロード、しかも二次利用可能!

投稿日: カテゴリー 関東タグ