郡山駅は、福島県郡山市字燧田にあるJR東日本の駅。JR東日本の新幹線と在来線各線が乗り入れ、東西南北へ向かう路線の結節点となっている。新幹線は、東北新幹線のほか、山形新幹線の列車も停車する。在来線は、東北本線、当駅を起点とする磐越西線と終点とする磐越東線の3路線が乗り入れている。このほか、水戸駅を起点とし、東北本線の当駅の南隣にある安積永盛駅を終点とする水郡線の列車も当駅まで乗り入れており、計5方面の列車が当駅を発着している。
郡山市は、福島県中通り中部に位置する市である。市域は、中央分水界となっている奥羽山脈の東西にわたる。市の西部は日本海側である猪苗代湖南岸に位置し、東部は阿武隈高地に及ぶ。市街地エリアは、栃木県宇都宮市と宮城県仙台市の中間に位置し、また西の会津若松市や新潟市、東のいわき市へも鉄道・自動車道で繋がれており、移動が可能である。そのため、東日本の交通の十字路として拠点化が進み、経済・内陸工業・流通・交通の要衝として、東北地方第2の人口と経済規模を擁する郡山都市圏を形成している。
製造業では、郡山西部第一・第二工業団地、郡山中央工業団地、郡山北部工業団地などの工業団地が整備されており、2014年時点で製造品出荷額が県内2位、東北地方3位となっている。工業団地には、世界に先駆けて【リチウムイオン二次電池】を商品化したソニーから電池事業並びに関連資産・人員譲渡にあたり設立された『東北村田製作所』の本社・工場のほか、三菱電機、小松製作所など多くの企業の工場が立地する。
福島県の三大銘菓と言われる、三万石の「ままどおる」、柏屋の「薄皮饅頭」、かんのやの「家伝ゆべし」は、いずれも郡山の食品メーカーが製造販売する。『三万石』の「ままどおる」は、しっとり柔らかいバター風味の生地と新鮮なたまごと【ミルクの餡】が見事に調和する和菓子である。また、福島県を代表する老舗和菓子屋『柏屋』は1852年(嘉永5年)創業で、初代・本名善兵衛が奥州街道・郡山宿の茶屋で考案した【薄皮饅頭】は日本三大饅頭に数えられている。
ご当地グルメの【クリームボックス】は、厚切りで手のひらサイズのパンに白いミルク風味のクリームをたっぷり塗ったもので、三万石が経営するベーカリー『ロミオ』が発祥とされる。また、福島県民のソウルドリンク「酪王カフェオレ」は、良質な生乳を半分以上使用して作るミルクが主役のカフェオレで、【酪王カフェオレクランチ】や「酪王カフェオレサブレ」、「酪王カフェオレドーナツ」など多彩なコラボ商品が土産菓子として好評である。
物件
・牛乳クランチ屋(食品)
・薄皮まんじゅう屋(食品)
・ミルク餡和菓子屋(食品)
・クリームボックス屋(食品)
・リチウム電池工場(工業)
近隣の街(駅)
・福島(1マス)
・いわき(2マス)
・会津若松(2マス)
参考文献
[1] 郡山駅 (福島県) – Wikipedia
[2] 郡山市 – Wikipedia
[3] 東北村田製作所 – Wikipedia
[4] 三万石「ままどおる」バターの生地とミルク餡の最高峰!(北の) | お土産まいり
[5] 三万石 – Wikipedia
[6] 柏屋 (福島県の和菓子製造販売) – Wikipedia
[7] かんのや – Wikipedia
[8] クリームボックス – 郡山市観光協会
[9] クリームボックス – Wikipedia
[10] 福島のソウルドリンク「酪王カフェオレ」の歴代コラボスイーツ集めちゃいました!!
[11] 郡山市内の工業団地のご案内 – 郡山市公式ホームページ
[12] 福島県産品アーカイブス