山口駅は、山口県山口市惣太夫町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山口線の駅。山口県庁および山口市役所の最寄り駅であり、山口市街地への玄関口となる駅である。ただし、都道府県庁所在地のJR代表駅としては乗降人員数が最も少なく、山口県内外の広範囲連絡輸送の要として実質的に機能しているのは山陽新幹線・山陽本線・宇部線と接続する新山口駅となっている。
山口市は、南北朝時代の1360年に周防国を平定した大内弘世が大内氏の本拠地を現在の山口市中心部に移したのがルーツとされている。室町時代には大内館が築かれ、日明貿易が行われる。応仁の乱以後には乱を逃れてきた文化人を歓迎したことで大内文化が隆盛し、1551年に第16代当主大内義隆が倒れるまで「西の京」として栄華を極めた。多くは室町時代末期の戦乱の戦火で焼失したが、瑠璃光寺五重塔や雪舟庭は現存しており大内文化を代表する建築物となっている。
大内氏時代の山口には、1551年に大内義隆がフランシスコ・ザビエルの滞在とキリスト教布教を許したため、日本初の南蛮寺(大道寺)でクリスマス行事(日本のクリスマスは山口から)が行われるなど、西洋の文化も流入していた。市内には、フランシスコ・ザビエルの来日(山口での布教活動)400年記念として、1952年(昭和27年)に建てられた【山口サビエル記念聖堂】がある。なお、初代聖堂は1991年に焼失したため、現在の聖堂は1998年に再建されたものである。
伝統工芸品には、山口の漆工芸【大内塗】があり、栄華を誇った大内文化の名残りをとどめる優雅な絵模様と堅牢で退色しないことを特徴とする。
ご当地グルメ【ばりそば】は、太めの揚げた中華麺の上に、大ぶりのキャベツ、タケノコ、シイタケ、キクラゲなどの野菜をたっぷり入れゆるめにとろみを付けた鶏がらベースのスープがかかった麺料理である。スープで麺を柔らかくして酢または酢醤油、ポン酢醤油などをかけて食べるのが一般的である。山口市にある『春来軒』が元祖といわれる。
山口銘菓【外郎】(ういろう)は、わらび粉に砂糖を加え、蒸して作られる。他の地方のういろうと異なり、わらびもちを彷彿とさせる、くせのないとろりとした食感が特徴である。【豆子郎の里】『茶藏唵』(さくらあん)は、山口外郎の系譜を継ぐ銘菓「豆子郎」(とうしろう)の本店であり、全種類の菓子を取り揃える。日本庭園「大内四季庭」や日本文化の伝承品・世界の調度品などを展示する「茶藏館」が併設されている。
山口市に本社を置く企業には、【フリース衣料】などで知られるファストファッションの代表的存在『ユニクロ』などもある。
物件
・ばりそば屋(食品)
・ういろう屋(食品)
・大内塗り物工房(商業)
・ういろうの里(観光)
・ザビエル記念堂(観光)
・フリース衣料工場(商業)
近隣の街(駅)
・宇部(1マス)
・湯田温泉(1マス)
・津和野(2マス)
参考文献
[1] 山口駅 (山口県) – Wikipedia
[2] 山口市 – Wikipedia
[3] 大内文化 – Wikipedia
[4] 山口県の旅行・観光情報 おいでませ山口へ
[5] 山口カトリック教会サビエル記念聖堂
[6] 山口サビエル記念聖堂 – Wikipedia
[7] 一度は食べたい!山口県の絶品ご当地グルメおすすめ18選!名物といえばこれ!
[8] ういろう (菓子) – Wikipedia
[9] 歴史を紡ぐ銘菓「山口外郎(ういろう)」。おっとりとした味わいは「生」で堪能すべし!
[10] 豆子郎の里 茶藏唵(さくらあん)「本店」
[11] バリそば – Wikipedia
[12] ユニクロ – Wikipedia
[13] 大内塗 – Wikipedia
[14] 豆子郎 – Wikipedia