阿寒湖は北海道東部、釧路市にある湖である。全域が阿寒摩周国立公園に含まれ、道東を代表する観光地となっている。特別天然記念物のマリモや、ベニザケの湖沼残留型(陸封型)であるヒメマスが生息する。冬は全面結氷し、ワカサギ釣り、スケート、スノーモービルなどのウィンタースポーツが盛んで、阿寒湖氷上フェスティバル・冬華火などのイベントも開催される。周囲はエゾマツ・トドマツなどの亜高山帯針葉樹林、および広葉樹を交えた針広混交林の深い森に覆われている。
阿寒湖の南側湖畔には温泉街が広がり、観光の拠点となっている。宿泊施設は、団体対応の大型ホテルのほか、比較的低廉な宿から高級旅館まであり、さまざまな客層に対応する。手湯や足湯が設置されている。手湯は阿寒湖温泉が発祥であるとされ、2カ所の手湯が設けられている。温泉街の湖畔には遊歩道が整備されており、遊歩道沿いの埠頭からは遊覧船も運行されている。阿寒湖のチュウルイ島には「マリモ展示観察センター」があり、遊覧船や高速艇でアクセスできる。
温泉街の西端には道内最大のアイヌコタンがあり、土産物店や、飲食店などが並ぶ。アイヌコタンに隣接して「阿寒アイヌシアターイコロ」や「ニタイトー森と湖の芸術館」、「アイヌ生活記念館」も整備されている。ムックリを用いたアイヌの音楽やアイヌ古式舞踊等のショーも開催されている。
【ワカサギ】、ヒメマス、ニジマス、アメマス、イトウ、コイ、ザリガニなど豊富な魚たちが生息している阿寒湖では水産業も行われている。特にワカサギを加工した佃煮は、地場産品として地元の人達や観光客に親しまれている。
北海道を代表する人気観光地のため土産物も豊富である。【まりもようかん】は、まん丸の小さいゴム風船の中に、ようかんがぎっしり入っている定番の土産物である。【まりもっこり】は、阿寒湖の名物「まりも」を擬人化したキャラクターで、2005年に土産物問屋の「キョーワ」(札幌市)がキャラクター商品の販売を始めた。【木彫り人形】「コロポックル人形」は、アイヌの物語に登場する小人を象った人形で、コロポックルとはアイヌ語で「フキの葉の下の人」という意味である。
十勝地方の名物として道東の飲食店で広く提供されている「豚丼」は、甘辛いタレを付けて焼いた豚焼肉とごはんとの相性が抜群である。阿寒湖から 40km ほどの距離にあるJR摩周駅(旧・弟子屈駅)の【豚丼弁当】は、かつて東京の百貨店の駅弁コンテストで全国2位を勝ち取ったことがある。
物件
・もっこり人形屋(観光)
・豚丼弁当(食品)
・マリモようかん屋(食品)
・木彫り人形屋(観光)
・ワカサギ漁(水産)
近隣の街(駅)
・摩周(2マス)
参考文献
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[2] 阿寒駅 – Wikipedia
[3] 阿寒町 – Wikipedia
[4] 阿寒湖漁業協同組合 – 水産林務部水産局水産経営課
[5] まりもっこり with KYOWA
[6] まりもっこりオフィシャルブログ「ミナミナまりもっこり」Powered by Ameba
[7] まりもっこり – Wikipedia
[8] 阿寒湖の人気お土産おすすめ15選!まりもの形のお菓子もご紹介
[9] 豚丼 – Wikipedia
[10] 阿寒湖・摩周湖に来たら一緒に行きたいスポット3選!
[11] コロポックル – Wikipedia
[12] 阿寒湖 – Wikipedia
[13] 阿寒湖温泉 – Wikipedia
[14] 【公式】北海道の観光・旅行情報サイト HOKKAIDO LOVE!