安城駅 [1]

安城(あんじょう)

安城市は、愛知県の中部に位置する市。明治時代の明治用水の開通により大規模な開墾が行われ、農業の先進的な取り組みが行われたことから、1920年代から1930年代にかけて、農業先進国のデンマークになぞらえて「日本デンマーク」と呼ばれた。

近年は農業人口や農地面積の減少が続いており農業生産も減少傾向にあるが、水稲のほか、果樹や花きの生産、畜産などの多角的な農業が営まれている。果樹では、明治時代から市全域で栽培されるようになり【安城梨】と親しまれてきた梨や、日本有数の産地でありジャム、ワイン等への加工にも取り組む【いちじく】などの栽培が盛んである。

いちじく [12]

現在は、トヨタ自動車の工場が集積する豊田市に隣接し、交通が至便なこともあり、自動車工業を中心とした第二次産業が市の中心産業となっている。多くの大工場が集積し、中京工業地帯を構成する都市のひとつである。

安城市に拠点を置く企業に、【電動工具】の製造販売会社『マキタ』や、【薬局チェーン】『スギ薬局』(2016年に本社を安城市から大府市に移転)などがある。

名物グルメに、『北京本店』発祥で安城のソウルフード【北京飯】がある。ふわふわトロトロの玉子にサクッと揚がった豚肉の唐揚げをのせたボリューム満点のメニューである。地元の食材にもこだわっており、お米は地元産のブランド米「あいちのかおり」、お肉は地元のブランド豚「三河ポーク」、卵は養鶏が盛んな豊橋産の新鮮なものを使っている。

隣接する知立市には、地域資源に認定されている知立名物の和菓子【あんまき】がある。池鯉鮒大明神の参拝客や東海道を旅する者に好評であった、細長い生地で餡を巻いた和菓子である。『藤田屋』の大あんまきなどが有名。

藤田屋の大あんまき [7]

鉄道は東海道新幹線や東海道本線、名鉄名古屋本線といった幹線が通っている。1899年、現在の東海道本線に安城駅が開業、1906年には愛知電気鉄道岡崎線(現・名鉄名古屋本線)の今村駅(現・新安城駅)が開業した。東海道新幹線の三河安城駅が開業した際には、東海道本線にも駅が開設された。名古屋市に直通している新幹線を除く路線は東海道本線と名鉄名古屋本線の2本であり、両線の安城駅と新安城駅の各駅が市の中心駅となっている。名鉄は市北部、JRは市中部を通っており、両駅の間は離れている。


物件
・北京飯店(食品)
・あんまき屋(食品)
・安城梨園(農林)
・いちじく畑(農林)
・薬局チェーン本社(商業)
・電動工具工場(工業)

近隣の街(駅)
岡崎(1マス)
豊田(2マス)
名古屋(2マス)

参考文献
[1] 安城駅 – Wikipedia
[2] 安城市 – Wikipedia
[3] 安城市の農業
[4] マキタ – Wikipedia
[5] スギ薬局 – Wikipedia
[6] [公式]北京本店|安城市名物北京飯の店
[7] あんまき – Wikipedia
[8] 知立名物大あんまき藤田屋-知立名物 藤田屋の大あんまきは、十勝産小豆を100%使用した手作り餡。たくさん売ることよりも、おいしく売ることを大切にしています。お食事・宴会も好評。ぜひご利用ください。
[9] 明治用水 – Wikipedia
[10] ナシ – Wikipedia
[11] イチジク – Wikipedia
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