ひがし茶屋街 [1]

茶屋街(ちゃやがい)

金沢の茶屋街は東山地区の「ひがし」と、野町地区の「にし」と、浅野川の近くで「ながれ」とも呼ばれた主計町の3つがある。どこも石畳が敷かれ、料亭や茶屋が並び、「木虫籠」(きむずこ)と呼ばれる格子窓から、三味線の音が聞こえてくる情緒ある町並みである。

天正8年(1580年)に佐久間盛政が金沢御坊を攻略して金沢城を築城したのち、天正11年(1583年)に前田利家が入城し、金沢城下は城下町として栄える。江戸時代、城下町近郊を流れる犀川・浅野川両界隈に多くの茶屋が立ち並んだ。文政3年(1820年)、加賀藩の許可を得、犀川西側に「にし」の茶屋町、浅野川東側に「ひがし」の茶屋町が共に開かれ、大いに賑わった。この際、旧来の不整形な町割は改められ、整形な街区が形成された。浅野川をはさんで北西には、茶屋街の1つ主計町がある。

主計町茶屋街 [14]

【ひがし茶屋街】は、南北約130m、東西約180m、約1.8haで、保存地区内の建築物140のうち約3分の2が伝統的建造物であり、茶屋町創設時から明治初期に建築された茶屋様式の町家が多く残る。重要伝統的建造物群保存地区であり、金沢の主な観光地の1つになっている。格式ある割烹や、お洒落な町家カフェ、伝統工芸品を扱うセレクトショップなどが立ち並び、金沢らしいグルメやショッピングが楽しめる。アクセスは「橋場町」バス停から徒歩5分である。

『一笑』は、良質な一番摘みの茎を焙じた献上【加賀棒茶】をはじめとする丸八製茶場のお茶を販売する店舗である。店内での喫茶もでき、ギャラリーでは月替わりでさまざまな作品展も開催している。

加賀棒茶 [14]

創業慶応元年の【加賀麩】『不室屋』では、手のひらに収まるほどの大きさのふやきの中に色とりどりの麩や野菜をたっぷりと詰め込みお湯を注ぐだけの手軽さで本格的なお吸いものを楽しめる宝の麩や、おやつ麩、彩り麩、生麩まんじゅうのほか、伝統的な焼麩や生麩などを販売している。不室屋東山店に隣接する不むろ茶屋では、加賀麩不室屋特製「しら玉生麩」の甘味も提供している。

不室屋 ふやき御汁 宝の麩 [14]

金沢を代表する【和菓子店】もこぞって出店している。柴を積んだ舟が川を下る姿を形どったと言われる加賀名物「柴舟」を販売する『柴舟小出』や、日本三銘菓の一つに数えられる「長生殿」を販売する『森八』などがある。また、金沢の代表グルメとも言える金箔一枚を贅沢に使った【金箔ソフト】は『箔一東山店』がはじまりである。

金箔ソフトクリーム [8]

『鮨 みつ川』は、東京の「銀座久兵衛」で修行をした大将が握る、北陸の豊かな海の恵みを使った江戸前ずしが食べられる【寿司屋】である。2016年に発売された「ミシュランガイド富山・石川〈金沢〉2016特別版」で、一つ星に選ばれたお店としても知られている。

洋食を提供する飲食店もある。ひがし茶屋街の入り口にお店を構える『レストラン自由軒』は明治42年創業の洋食屋で、【オムライス】やシチュー、コロッケなど代々受け継いできた昔ながらの味が長年にわたり地元で親しまれている。


物件
・金箔ソフト屋(食品)
・懐かしオムライス屋(食品)
・加賀棒茶屋(食品)
・お麩屋(食品)
・和菓子屋(食品)
・寿司屋(食品)
・ひがし茶屋街(観光)

近隣の街(駅)
香林坊(1マス)
金沢(2マス)
小松(3マス)

参考文献
[1] 東山ひがし – Wikipedia
[2] にし茶屋街 – Wikipedia
[3] 主計町 (金沢市) – Wikipedia
[4] 【公式】金沢の観光・旅行情報サイト|金沢旅物語
[5] 加賀棒茶 丸八製茶場 一笑
[6] 金沢 加賀麩不室屋
[7] 金沢ひがし茶屋街で買いたい・食べたい!お土産と和菓子4選
[8] ソフトクリーム – Wikipedia
[9] 絶対に行くべき!「金沢」の人気過ぎる”お寿司屋さん”おすすめ20選 | RETRIP[リトリップ]
[10] 金沢ひがし茶屋街 レストラン自由軒
[11] ほうじ茶 – Wikipedia
[12] 麩 – Wikipedia
[13] 不室屋 – Wikipedia
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