御坊駅 [1]

御坊(ごぼう)

御坊駅は、和歌山県御坊市湯川町小松原にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・紀州鉄道の駅で、JR西日本の紀勢本線と紀州鉄道の紀州鉄道線が乗り入れる共同使用駅である。御坊市の代表駅であり、JR線・紀勢本線の主要駅である。ただし、御坊市中心部に最も近い鉄道駅は紀州鉄道・紀州鉄道線の紀伊御坊駅である。また、市役所には市役所前駅の方が近い。

御坊市は、和歌山県中部に位置する市で、和歌山県紀中・日高地域での中核の都市である。和歌山県の海岸線のほぼ中央で、日高川の河口に位置する。南北に長い地形で、紀伊水道に面した部分はほぼ平坦であるが、市の東側は山地になっているところもある。熊野古道に位置し、それにまつわる文化財も多い。市名は、浄土真宗本願寺の日高御坊(現・本願寺日高別院)が約400年前に建立され、地元民がそれを御坊様と呼び親しんだことに由来する。その後寺内町として発展し、現在もその面影を残した街並みが残る。

本願寺日高別院 [9]

御坊市、日高郡6町、田辺市龍神村の一帯は、県下一の農業地帯となっており、日高川をはじめ大小河川の豊かな水資源と緑あふれる山々など美しい自然の恵みを受け、一年を通じてさまざまな農産物が生産されている。【南高梅】(なんこううめ)は日本一の生産量を誇り、野菜ではミニトマト、小玉スイカ、果樹では【ミカン】などでのブランド作物の産地となっている。【ピーマン】のブランド化も目指している。

南高梅 [13]

漁業では、海岸線に面した市の南部に7つの漁港があり、アジを中心にサバやサワラ、アワビやイセエビも水揚げされている。

製造業では、古くは奥日高より日高川で運搬される木材の集散地として発展した。現在は市南部の塩屋地区にある日高港企業用地、御坊工業団地を中心に製造企業の誘致活動が行われており、工業地域の一角を成している。なかでも『大洋化学』による【麻雀牌】の生産高は日本一で、全自動卓用に至ってはほぼ100%のシェアを誇る。

麻雀牌 [11]

御坊市のご当地グルメ【せち焼き】は、溶き卵で焼きそばを固めた料理で、せちそばとも呼ばれる。御坊市のお好み焼き店『やました』の初代店主である山下夏子氏が、1960年頃に来店客から「焼きそばを卵でせちごうてくれ」という注文を受けて考案した。「せちがう」は御坊弁で「無茶苦茶にする、いじめる」の意である。

せち焼き [13]

御坊市にある【かまぼこ屋】『丸福』では、一世紀以上受け継がれている伝統の味「元祖厚焼」をはじめ、紀州独特の焼き抜きかまぼこ「紀州焼」、減塩うす味ですり身の味が楽しめる「純蒲」、わかめと海の幸を原料に手間ひまかけて仕上げた「海」(わかめ)、紀州・日高ならではの「くえ蒲鉾」、うずらの卵を包み込んだ「桜玉」など自慢の逸品を多数取り揃えている。


物件
・せち焼き屋(食品)
・ジャンボかまぼこ屋(食品)
・ピーマン畑(農林)
・ミカン園(農林)
・梅林(農林)
・麻雀牌工場(工業)

近隣の街(駅)
和歌山(1マス)
白浜(1マス)
岸和田(2マス)

参考文献
[1] 御坊駅 – Wikipedia
[2] 紀伊御坊駅 – Wikipedia
[3] 御坊市 – Wikipedia
[4] JAの概要 | JA紀州 | 情熱あふれる産地づくりを目指して
[5] 「JA紀州ピーマン」産地ブランド化を目指して! ~JA紀州ピーマン部会 女性部と意見交換を行いました~:近畿農政局
[6] せち焼き – Wikipedia
[7] 丸福
[8] 紀州のかまぼこ 丸福 – 御坊市
[9] 本願寺日高別院 – Wikipedia
[10] 南高梅 – Wikipedia
[11] 麻雀牌 – Wikipedia
[12] 麻雀 – Wikipedia
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