登龍峠から眺めた八丈富士と八丈小島 [1]

八丈島(はちじょうじま)

八丈島は、伊豆諸島の火山島で、日本の気象庁によると火山活動度ランクCの活火山である。隣の八丈小島と区別するため、八丈本島もしくは八丈大島と呼ばれることもある。東京都心から南方287kmの海上にあり、行政区分は東京都八丈町である。特産品に、くさや、明日葉、フリージア、島焼酎などがある。

八丈島の【くさや】は、元祖である新島から「くさや汁」(魚の旨味成分が溶け込んだ塩汁)を分けてもらい、くさや加工者が長い年月をかけて繰り返し調合を重ね、各々独自で秘伝の汁を完成させてきた。焼く時に発せられる独特の匂いも、病みつきになる美味しさも、「くさや汁」ひとつで決まるといわれ、作り手のこだわりが凝縮された逸品である。八丈島では、町中の飲食店で提供されたり、健康と長寿の秘訣として日常の食卓にのぼり、冠婚葬祭にも欠かせない食品として継承されている。

トビウオのくさや [8]

【明日葉】(あしたば)は、別名「八丈草」とも言われ、独特の苦みを持つセリ科の多年草である。「今日新芽を摘んでも、翌日にはまた新しい芽が出てくる」といわれるほど生命力が強いことがその名の由来とされている。ミネラルやビタミン等、栄養素が豊富で健康野菜としても注目されており、家庭でも天ぷらやおひたし、くさやとのマヨネーズ和えなどにして良く食されている郷土を代表する食材のひとつである。

明日葉の天婦羅 [8]

八丈島では大正2~3年(1913~14年)頃に【フリージア】の栽培が始まったといわれる。最盛期には八丈島産の球根が全国の7割を占めるなど、フリージアの一大産地となる。近年、フリージアの生産は減少しているが、毎年3月の春分の日から4月上旬まで「フリージアまつり」が開催されており、八丈島を訪れた観光客に対して、花の摘み取りや八丈島の郷土料理のサービスを行っている。

フリージア [8]


物件
・くさや屋(食品)
・明日葉畑(農林)
・フリージア園(農林)

参考文献
[1] 八丈島 – Wikipedia
[2] 八丈町 – Wikipedia
[3] 八丈島観光協会
[4] フリージア – Wikipedia
[5] 八丈島フリージアまつり 公式WEB | フリージアまつり
[6] くさや – Wikipedia
[7] アシタバ – Wikipedia
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