萩駅は、山口県萩市大字椿字濁渕にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線の駅である。ただし、萩市役所へは隣の東萩駅のほうが近く、JTB時刻表でも萩市の中心駅は当駅ではなく東萩駅としている。
萩市は、中国地方西部、山口県の北部に位置する日本海に面した市である。江戸時代に毛利氏が治める長州藩の本拠地となった城下町(萩城下町)として有名である。幕末には、吉田松陰が私塾の松下村塾で多くの人材を数多く育成し、そこから桂小五郎(木戸孝允)、吉田稔麿、高杉晋作、久坂玄瑞、伊藤博文ら、明治維新の指導者を輩出した。
【萩博物館】では、萩城・長州藩・長州戦争・明治維新など萩の歴史、高杉晋作に関する収蔵品などを展示している。『ミュージアムショップ』を併設しており、収蔵品をもとにした【オリジナルグッズ】なども販売している。
萩は長年長州藩の政治経済の中心地として栄えた城下町であるが、文久3年(1863年)に藩主が萩から山口に移り多くの侍が流出した。さらに明治政府樹立後の士族の給禄奉還が、萩に残された武士の苦境に追い討ちをかけた。生活の術を失った士族たちを救うため、明治9年(1876年)に小藩高政により全国で始めて【夏みかん】が広く栽培されるようになった。園地は主に空き地となった武家屋敷で、「夏みかんと土塀」は萩の代表的なシンボルとなっている。
萩市一帯で焼かれる陶器に【萩焼】がある。古くから「一楽二萩三唐津」と謳われるほど、茶人好みの器を焼いてきたことで知られる。萩焼の特徴は原料に用いられる陶土とそれに混ぜる釉薬の具合によって生じる「貫入」と使い込むことによって生じる「七化け」がある。貫入とは器の表面の釉薬がひび割れたような状態になることで、七化けとはその貫入が原因で、長年使い込むとそこにお茶やお酒が浸透し、器表面の色が適当に変化し、枯れた味わいを見せることである。市内界隈には多数の窯元が存在する。
主に萩市街沖の大島や見島などの島々や北浦沿岸ではウニが多く獲れる。【うに釜飯】、うに丼、ウニの卵とじなど、地元ならではの新鮮なウニ料理が市内の食事処で提供されている。また、萩地方では、古来より天日干のわかめをこまかく刻み、ごはんにふりかけて食す風習があったとされる。その昔からの食文化に習い、やわらかく適度な歯ごたえのわかめを素材に、しそ、ごま、かつおだしで味付けしたソフト海藻ふりかけ【しそわかめ】を『井上商店』で販売している。
物件
・しそわかめ屋(食品)
・うに釜めし屋(食品)
・明治維新グッズ屋(観光)
・夏みかん園(農林)
・萩焼き物工房(商業)
・明治維新博物館(観光)
参考文献
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[2] 萩駅 – Wikipedia
[3] 東萩駅 – Wikipedia
[4] 萩市 – Wikipedia
[5] 萩博物館 – Wikipedia
[6] 萩博物館公式 – 萩市ホームページ
[7] 萩市の農業|特産物 – 萩暮らしnet.
[8] 萩といえば夏みかん!夏みかんをめぐるまち歩き – 萩市観光協会
[9] 萩と夏みかんの歴史
[10] 萩の夏みかん – 萩市ホームページ
[11] 萩焼 – Wikipedia
[12] グルメ|萩市観光協会公式サイト|山口県萩市
[13] 萩GoChi はぎのごちそう〜萩グルメのポータルサイト|山口県萩市
[14] 萩のウニ料理(山口県)のグルメ情報 全国ご当地グルメ大集合!:るるぶ.com
[15] 元祖うに 釜めし浜屋【萩・長門/和食/和食】 – ユビーク
[16] 萩・井上のしそわかめ – 萩・井上 webshop
[17] 萩・井上 しそわかめを全40商品と比較!口コミや評判を実際に使ってレビューしました! | mybest
[18] 松下村塾 – Wikipedia