平泉駅 [1]

平泉(ひらいずみ)

平泉駅は、岩手県西磐井郡平泉町平泉字泉屋にある、JR東日本・東北本線の駅である。駅舎周辺は歴史景観地区に該当していることから、駅外観については周囲等の景観等を考慮した上で、茶色を基調とし、外壁面にルーバーが設置された。駅名標は、中尊寺の金色堂をイメージできるよう、木目調の板に「平泉駅」の金文字をかたどっている。

平泉町は、岩手県の南西部に位置する町である。町の中央が北上盆地の一部を成しており、北上川が南流して氾濫原を形成している。西側を奥羽山脈から東に延びる平泉丘陵の東端、北側を衣川、南側を太田川、東側を北上川に囲まれたやや平坦な土地が町の中心部となっている。平安時代末期に藤原清衡・基衡・秀衡の三代に渡り隆盛を極めた【奥州藤原氏】の本拠地があった町として有名で、当時は平安京に次ぐ大都市として栄えた。現在でも【中尊寺】や毛越寺などの遺跡から、当時の繁栄を偲ぶことができる。

中尊寺 金色堂覆堂 [10]

経済産業大臣指定伝統的工芸品に指定されている漆器【秀衡塗】(ひでひらぬり)は、奥州藤原氏第3代当主・藤原秀衡が京より職人を招来し、この地方特産の漆と金をふんだんに使い、器を造らせたのが起源とされている。下地は、最も丈夫と言われる本堅地(ほんかたじ)を使っており、加飾は当地で昔から伝えられてきた漆器の「秀衡椀」を手本にしたもので、「源氏雲」という雲の形といくつかの菱形の組み合わせで作られる「有職菱文様」(ゆうそくひしもんよう)が描かれる。

秀衡塗 [11]

隣接する奥州市前沢は、三大和牛の一つとされる【前沢牛】で知られている。奥州市前沢で肥育された黒毛和種の和牛が一定の規格を満たした場合に呼称を許されるブランド牛肉で、柔らかな肉質とほんのりとした甘味に定評がある。1980年代には全国肉用牛枝肉共励会にて名誉賞を獲得した。牛をテーマとした博物館「奥州市牛の博物館」では、反芻するため4つに分かれた胃の樹脂含浸標本や牛の全身骨格を所蔵するほか、地元生産の前沢牛の生い立ちや変遷、流通などを知ることが出来る。

前沢牛 [11]


物件
・藤原三代グッズ屋(観光)
・中尊寺グッズ屋(観光)
・秀衡塗り工房(商業)
・前沢牛料理屋(食品)

近隣の街(駅)
花巻(2マス)
盛岡(3マス)
遠野(3マス)
鳴子(3マス)

参考文献
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[2] 平泉駅 – Wikipedia
[3] 平泉町 – Wikipedia
[4] 平泉 – Wikipedia
[5] 奥州藤原氏 – Wikipedia
[6] 奥州藤原氏 平泉の歴史 平泉の文化遺産 – 平泉町
[7] 秀衡塗 – Wikipedia
[8] 前沢牛 – Wikipedia
[9] 奥州市牛の博物館 – Wikipedia
[10] 中尊寺 – Wikipedia
[11] いわての旅:岩手県観光ポータルサイト「いわての旅」

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