日田駅は、大分県日田市元町にある、九州旅客鉄道(JR九州)久大本線の駅で、日田市の代表駅である。日田彦山線の列車も全列車が当駅まで乗り入れており、利用が可能である。南口にある駅前広場は、日田祇園祭の集団顔見世等が行われるほか、同市出身の漫画家・諫山創の代表作「進撃の巨人」のキャラクター「リヴァイ兵長」の銅像が置かれている。駅周辺は、日田市の中心部であり、大型店や商店街などがある。
市街地北部の花月川沿いには、【天領の町並み】を保存する『豆田町』がある。江戸時代の初頭に開かれた、御幸通り、上町通りの南北2筋の通り、東西5筋の通りで構成されている城下町または陣屋町である。筑後川水運の便もあり、市街南部の隈町とともに九州における商業、金融の一中心地として栄えた。江戸時代の商家や土蔵が多く残り、古い町並みが保存されている。天領日田資料館では、幕府の直轄地(天領)であった時代を物語る数々の書画・古文書等を中心に約100点の品々を展示している。
日田市は、大分県の北西部に位置する市で、福岡県、熊本県と県境を接する。周囲を山に囲まれた典型的な盆地であり、多くの河川が流れ込み「水郷」(すいきょう)を形成している。日田盆地周囲の山地は、標高がおよそ1,000メートルある。
産業は、古くから市周囲の山間部での林業が栄えた。特に杉は「日田杉」と呼ばれ、日田杉を用いた【日田下駄】や漆器などの木工業が盛んになった。良質の水でも知られ、【飲料水】の製造・販売を主とする『日田天領水』のほか、井上酒造、クンチョウ酒造、老松酒造など日本酒や焼酎の酒造業も古くから存在する。近年は『TDK三隈川工場』や『SWS西日本』(旧九州住電装)等の【電気メーカー】の工場や、【ビール工場】『サッポロビール九州日田工場』、三和酒類日田蒸留所等の食品工業が進出している。
ご当地グルメには、【日田やきそば】がある。一般的な炒める焼きそばと違い、鉄板上で一部が焦げるほど硬めに焼く麺に特徴がある。ソースで味付けし、具はもやし、ねぎ、豚肉をおもに入れる。昭和30年代に、日田焼きそば専門店の『想夫恋』の初代である角安親が「焼いた麺料理はないものか」と考え、試行錯誤の結果生み出したものとされる。日田市内のラーメン店を中心に広がっており、この焼きそばを提供する店は「想夫恋」をはじめ十数店舗ある。
物件
・日田焼きそば屋(食品)
・日田下駄工房(商業)
・飲料水工場(食品)
・天領の町並み(観光)
・ビール工場(食品)
・電気メーカー(工業)
近隣の街(駅)
・湯布院(1マス)
・大分(2マス)
・久留米(2マス)
参考文献
[1] 日田駅 – Wikipedia
[2] 日田市 – Wikipedia
[3] 豆田町 – Wikipedia
[4] 天領日田資料館 | おいでひた
[5] 日田下駄 – 大分県ホームページ
[6] 日田天領水 – Wikipedia
[7] 天然活性水素水「日田天領水」【公式サイト】
[8] 日田やきそば – Wikipedia
[9] 日本一の「おんせん県」大分県の観光情報公式サイト