郷ノ浦港ターミナル [1]

壱岐(いき)

壱岐島(いきのしま)は、長崎県の離島で、九州と対馬の間に位置する。南北 17km・東西 14km 程度の大きさの壱岐島は、周辺の小さな島々と区別して壱岐本島と呼ぶ場合もある。また、古事記では「伊伎島」と書かれ、国土誕生の際、日本で最初に出来た大八島の一つとされる。

壱岐島は対馬と同様に、九州と朝鮮半島との間に存在する島であり、この地理条件のため、古くは文明の先進地域であった朝鮮半島と後進地域であった九州とを結ぶ航路の中継地の1つとして利用されてきた。ただし、船舶の進歩に伴い、九州の博多港と朝鮮半島の釜山港とを直接結ぶ航路などの開設、さらに航空機の登場などに伴い、交通の中継地としての地位は低下した。

壱岐島の産業は、農業・漁業といった第一次産業が中心である。

農業では、県内第2位の面積の平野、深江田原を中心として稲作が盛んである。古代米である赤米の生産も行われている。葉たばこ、メロン、ユズなどの生産量も多い。畜産業も盛んである。特に子牛生産は全国的にも有名で、高級牛と呼ばれる松阪牛や神戸牛の中には壱岐市生まれの牛が多数存在する。親牛まで育てないと地名を名前に冠する事が出来ないため、最近になって親牛まで肥育する畜産農家も現れ、【壱岐牛】として市場に出ている。

壱岐牛(© NPTA)[15]

漁業では、夏場は近海でのイカ漁が行われる。特に【剣先イカ漁】が盛んで、その中でも大きく品質が良い物を選別し、「壱岐剣」(いきつるぎ)としてブランド化を図っている。冬場はブリや【マグロ漁】が盛んであり、特にマグロは青森県大間町と並ぶ産地として知られる。半城湾などの一部の湾では真珠養殖なども行われている。

【ウニのぼっかけ丼】は、元々は漁師飯で、海に行く漁師たちがごはんだけを持っていき、獲れたてのウニをのせて豪快に食べていたものである。それが「生うに丼」として提供され始めると評判になり、多くの店で提供されるようになった。いまでは壱岐の名物グルメとなっている。

壱岐うに丼(© NPTA)[15]

島内全域が壱岐対馬国定公園に指定されており、観光業も見られる。原の辻遺跡などの遺跡や鬼ノ窟古墳をはじめとする古墳など多くの史跡がある。古来より神社も多く、式内社は24座を数える。もっとも豪壮な自然景観は蛇ヶ谷(辰ノ島)の海食崖で、左京鼻と牧崎はともに海食崖・洞穴と放牧の景観が優れている。筒城浜、錦浜の砂浜は美しく海水浴客でにぎわう。海域公園には辰ノ島、手長島、妻ヶ島があり、島の北海岸にはイルカパークがある。

筒城浜海水浴場 [3]


物件
・ウニのぼっかけ丼屋(食品)
・剣先イカ漁(水産)
・壱岐牛牧場(農林)
・マグロ漁(水産)

参考文献
[1] 郷ノ浦港 – Wikipedia
[2] 壱岐島 – Wikipedia
[3] 壱岐市 – Wikipedia
[4] 【公式】壱岐観光ナビ
[5] 長崎県壱岐市
[6] イカの王様、壱岐の剣先イカ l きくいち日記
[7] 壱岐剣 -イカの王様・ケンサキイカ- | 壱岐リトリート 海里村上
[8] 高級マグロに賭ける―壱岐・勝本ブランド確立へ漁師の執念
[9] 【前編】日本のマグロを守りたい! | エシカルはおいしい!!
[10] お食事処 みうらや
[11] 島民も絶賛!壱岐旅行で絶対食べておくべきウニ丼が食べれる飲食店11選 | 壱岐の島 神社 観光案内所
[12] 旨処 味よし 末永謙太郎の「生うに丼」 | 九州の味とともに 夏
[13] 壱岐対馬国定公園 – Wikipedia
[14] 壱岐対馬国定公園とは – コトバンク
[15] 【公式】長崎観光/旅行ポータルサイト ながさき旅ネット