鹿児島駅は、鹿児島県鹿児島市浜町にある、九州旅客鉄道(JR九州)・鹿児島市交通局の駅である。鹿児島県の県庁所在地である鹿児島市において「鹿児島」を名乗り、JR九州においては鹿児島本線、日豊本線の正式な終点である。しかし、隣駅の鹿児島中央駅が、列車運行上での両線の終点の機能を果たすうえ、山陽・九州新幹線の終着駅でもあり、鹿児島市の代表駅となっている。
鹿児島市は、南九州地域の主要拠点都市のひとつで、政治・経済・文化・交通の中心地でもある。鹿児島県中西部に位置し、古くから薩摩藩、90万石の城下町として栄えてきた。19世紀の中頃にはヨーロッパの機械文明を取り入れた研究が進み、第28代当主島津斉彬のもと集成館(現・尚古集成館)事業として反射炉や溶鉱炉が造られ、日本における近代工業化の発祥の地となり、近代日本の黎明期、明治維新において政治家、官僚、軍人等数多くの人物を輩出し、近代日本建設の礎となる。
幕末から明治維新に活躍した西郷隆盛や大久保利通などの出身地である加治屋町の【維新ふるさと館】では、近代日本の原動力となった鹿児島の歴史や先人たちの偉業などを、映像・ジオラマ(模型)・ロボットなどハイテク技術を使った多彩な展示・演出によって、楽しく分かりやすく紹介している。
鹿児島のご当地グルメで外せないのは「黒豚」である。『黒豚料理 あぢもり』は、鹿児島グルメの代表格である【黒豚しゃぶしゃぶ】の発祥店といわれる。また、鹿児島の特別な黒豚「六白」を屋号にしたとんかつ屋『六白』は地元・鹿児島の人々にも人気の店で、そこで提供される【キャベ丼】は手頃な価格ながら圧巻のボリュームの丼物である。
ご当地ラーメンである【鹿児島ラーメン】は、豚骨をベースにした半濁スープにストレート麺が基本で、これに各店がアレンジを加え個性を競い合っている。タレには地元製の甘味の強い醤油を使うことが多いため、九州他県の豚骨ラーメンに比べてスープに甘味がある。また、他県と比べて麺は柔らかく仕上げられ、野菜等の具材が多く使われる点も特色となっている。
【さつま揚げ】は、魚肉のすり身に塩・砂糖などで味付けし、形を整えて油で揚げたものである。そのまま、あるいは軽く焼いてショウガ醤油やからし醤油などを付けて食べる。おでん種、うどんの具、皿うどんの具、煮物の材料にも用いられる。中国由来の料理が琉球に伝わり、薩摩を経由して全国に広がったとされる。島津斉彬が諸藩のかまぼこなどをヒントに鹿児島の高温多湿の風土にあう揚げ物料理を考案させたとの説もある。
全国区の知名度を誇るご当地スイーツもある。【白くま】は、鹿児島市発祥の氷菓で、かき氷の上に加糖練乳をかけて缶詰などの果物を盛り付け、その上に小豆餡を載せたものである。市内の多くの喫茶店や飲食店で提供されているが、『天文館むじゃき』が白くまの販売店として著名である。
【かるかん】は、鹿児島県をはじめとする九州特産の和菓子である。砂糖、かるかん粉、山芋、水を原料に用い、混ぜた生地を薄い容器に入れて20分以上蒸し、弾力性の有る白色の半スポンジ様に仕上げた菓子である。原料の山芋が藩内のシラス台地で自生し、琉球や奄美群島で生産される砂糖も入手しやすかったことなどを背景に、貞享3年(1686年)から正徳5年(1715年)ごろに薩摩藩で誕生したとみられている。
物件
・さつまあげ屋(食品)
・かるかん饅頭屋(食品)
・鹿児島ラーメン屋(食品)
・氷白くま屋(食品)
・六白キャベツ丼屋(食品)
・黒豚しゃぶしゃぶ屋(食品)
・明治維新記念館(観光)
近隣の街(駅)
・知覧(2マス)
・枕崎(3マス)
・都城(3マス)
・水俣(3マス)
参考文献
[1] 鹿児島駅 – Wikipedia
[2] 鹿児島中央駅 – Wikipedia
[3] 鹿児島市 – Wikipedia
[4] 維新ふるさと館-薩摩歴史探訪-鹿児島市
[5] 維新ふるさと館 – 鹿児島県観光連盟
[6] 鹿児島グルメの実力に圧倒!絶対味わうべきおすすめの名物料理10選
[7] 鹿児島名物グルメ10選!おすすめランチやB級グルメをご紹介
[8] 鹿児島で味わうご当地絶品グルメ!おすすめのお店12選
[9] 鹿児島『六白』のキャベ丼は鹿児島マスターが教えたくなかった秘密のとんかつ屋
[10] 鹿児島ラーメン – Wikipedia
[11] 薩摩揚げ – Wikipedia
[12] 白くま – Wikipedia
[13] 軽羹 – Wikipedia
[14] かるかん 鹿児島県 | うちの郷土料理:農林水産省
[15] 維新ふるさと館 – Wikipedia
[16] かごしま黒豚 – Wikipedia
[17] 【公式】鹿児島県観光サイト かごしまの旅