角館駅 [1]

角館(かくのだて)

角館駅は、秋田県仙北市角館町中菅沢にあるJR東日本と秋田内陸縦貫鉄道の駅である。JR東日本の田沢湖線と田沢湖線上を走る秋田新幹線(ミニ新幹線)、および当駅を終点とする秋田内陸縦貫鉄道・秋田内陸線が乗り入れている。

仙北市角館町は、現在も藩政時代の地割が踏襲されていて【武家屋敷】等の建造物も数多く残る「みちのくの小京都」とも呼ばれる観光地である。桜の名所としても知られている。【シダレザクラ】は角館北家2代目佐竹義明の妻が嫁入り道具の一つとして持ってきたのが始まりとされ、樹齢300年以上の老樹など約400本が古い町並みの中に立ち並んでいる。また、檜木内川堤のソメイヨシノは、約2キロメートルにわたる桜のトンネルを形作る。

武家屋敷通り [2]

桜の樹皮を利用して作られる日本の伝統的な木工工芸品【樺細工】が特産品のひとつになっている。茶筒や小箱、煙草入れなどに利用される。角館の佐竹北家によって秋田県北部の阿仁地方から角館に技法が伝えられたとされ、藩政時代は下級武士の副収入源となっていた。18世紀末から始まっており、伝統は200年を超えるとされる。これが地域の職人の工房を通じて現代まで伝わっている。『仙北市立角館樺細工伝承館』では、樺細工の制作実演や工芸・文化・歴史に関する資料の展示が行われている。

樺細工 [6]

秋田県地方で作られている小豆粉を使用した銘菓「もろこし」は、落雁の一種である。伝統的には小豆粉を木などで造った枠に入れ、乾燥させて固めたものに焼きを入れて作られる。300年以上の歴史があるが、現代では伝統的製法から機械化への移行が進んでおり、材料は小豆粉に砂糖や和三盆を一緒に混ぜたものが多い。口の中に入れると甘い粉がゆっくりさらさらと融けるため、緑茶のお茶請けに向いている。焼きを入れず生で作った柔らかい生タイプのもろこし【生もろこし】も開発され販売されている。

生もろこし [6]


物件
・しだれ桜グッズ屋(観光)
・生もろこし屋(食品)
・樺細工工房(商業)
・武家屋敷群(観光)

近隣の街(駅)
横手(2マス)
秋田(3マス)
盛岡(3マス)

参考文献
[1] 角館駅 – Wikipedia
[2] 角館 – Wikipedia
[3] 樺細工 – Wikipedia
[4] もろこし – Wikipedia
[5] 仙北市立角館樺細工伝承館 – Wikipedia
[6] 秋田県公式観光サイト [アキタファン]

投稿日: カテゴリー 東北タグ