唐津駅 [1]

唐津(からつ)

唐津駅は、佐賀県唐津市新興町にある、九州旅客鉄道(JR九州)の駅である。唐津市の代表駅で、唐津線と筑肥線の2路線が乗り入れている。

唐津市は、佐賀県の北西に位置し玄界灘に面する市で、北部地域の中心都市として栄えている。中心市街地は唐津藩の城下町を前身とする。唐津神社の秋季例大祭である唐津くんちでは、乾漆で製作された巨大な曳山が、笛・太鼓・鐘の囃子にあわせた曳子たちの掛け声とともに、唐津市内の旧城下町を巡行する。

唐津くんちの曳山 [14]

広大な面積の市内には多数の観光資源を有しており、特別名勝の虹の松原や呼子朝市などが有名である。古代から大陸の交易点であったことから、日本で初めて水耕稲作が行われた遺跡とされる菜畑遺跡をはじめ、豊臣秀吉が朝鮮出兵の際に拠点として東松浦半島先端部に築いた名護屋城など、多くの史跡も有する。

虹の松原 [11]

近世初期以来、肥前国(現在の佐賀県および長崎県)で焼造されてきた【唐津焼】は特産品のひとつであり、市内各所に工房や販売店がある。日常雑器から茶器までさまざまな器種があり、作風・技法も多岐にわたるが、茶碗は古くから「一楽二萩三唐津」と称されて名高い。分派の武雄古唐津焼と共に、日本の伝統的工芸品に指定されている。

唐津焼(絵唐津葦文水指)[3]

佐賀県・大分県・山口県の各地で散見される【魚ロッケ】(ぎょロッケ)は、魚肉のすり身にみじん切りにした野菜を混ぜ、パン粉を付けて揚げたものである。唐津市では『藤川蒲鉾本店』が昭和初年代に商品化し、地元庶民に愛される食べ物となっている。現在、藤川蒲鉾本店では「カレー風味」と「あっさり塩味」の2種類の味で1日2万個以上を製造し、県内のみならず全国で販売している。

唐津市の郷土料理として、呼子町の【イカの活き造り】が知られる。玄界灘で獲れたイカの活き造りは、他にないほど新鮮で身は透明で美しく1度食べたら忘れられない美味しさと言われる。昭和48年に呼子に初めてイカの活き造り専門店『河太郎』が開業したことに始まり、次第にイカの活き造りを扱う店が増えて、現在では30軒以上の店で提供されている。

イカの活き造り [16]

唐津市で作られている和菓子【松露まんじゅう】は、こし餡を薄いカステラ生地で丸く包んだまんじゅうであり、その形が唐津の名所「虹の松原」に生える高級食用キノコである松露に似ていることから、この名がつけられた。


物件
・魚ロッケ屋(食品)
・松露まんじゅう屋(食品)
・唐津焼き物工房(商業)
・イカの活き造り屋(食品)

近隣の街(駅)
伊万里(2マス)
糸島(2マス)
中洲(2マス)

参考文献
[1] 唐津駅 – Wikipedia
[2] 唐津市 – Wikipedia
[3] 唐津焼 – Wikipedia
[4] 魚ロッケ – Wikipedia
[5] 【佐賀県】【呼子イカの活き造り】とは?発祥と由来を解説
[6] なぜ呼子のイカは全国ブランドになれたのか | 食品
[7] 唐津のおススメ日本一!?美味しい呼子のイカ
[8] 日本一のイカを味わおう!新鮮な食感と甘みが堪らない、呼子町の「剣先イカ活造り」
[9] 元祖いか活造り「河太郎」呼子店
[10] 松露饅頭 – Wikipedia
[11] 虹の松原 – Wikipedia
[12] 唐津城 – Wikipedia
[13] 呼子朝市 – Wikipedia
[14] 唐津くんち – Wikipedia
[15] 名護屋城 – Wikipedia
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