呉駅 [1]

呉(くれ)

呉駅は、広島県呉市宝町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)呉線の駅である。

呉市は、広島県の南西部に位置する市で、瀬戸内海に面している。地形的に天然の良港と言われ、古くは村上水軍の一派が根城にしており、明治時代以降は、帝国海軍・海上自衛隊の拠点となっている。造船・鉄鋼・パルプ・機械・金属などを中心とした臨海工業都市として発展している。

呉港 [12]

大和ミュージアム・てつのくじら館など海軍・海上自衛隊に関する博物館がある。

【大和ミュージアム】は愛称で、正式名称は呉市海事歴史科学館である。戦前・戦後の呉市における船舶製造技術を主たる展示内容とし、旧日本海軍の超大型軍艦「大和」の建造と軍事活動が中心となっている。

1/10 戦艦大和模型 [3]

斜向かいには【てつのくじら館】があり、こちらも愛称で正式名称は海上自衛隊呉史料館である。海上自衛隊の歴史や装備品の紹介などが展示されている。展示の目玉は国内では初めてとなる実物の潜水艦の屋外展示で、この潜水艦は実際に海上自衛隊で就役していたゆうしお型潜水艦の「あきしお」(SS-579)である。

海上自衛隊呉史料館 [4]

海軍・海上自衛隊に由来する「肉じゃが」や「海自カレー」がご当地グルメになっている。

呉市は京都府舞鶴市と共に大日本帝国海軍由来の肉じゃが文化がある肉じゃが発祥の街を名乗っており、【くれ肉じゃが】では材料のじゃがいもにメークインを用いる。

【呉海自カレー】は、呉地方隊に所属する各艦艇・陸上部隊のカレーのレシピを飲食店に伝授して各店舗で忠実に味を再現するもので、同市内の飲食店30店舗(2018年3月現在)で提供されている。

呉市発祥の麺料理に【呉冷麺】がある。冷やし中華には珍しい太めの平打ち麺に、甘酸っぱいスープが特徴である。キュウリ、チャーシュー、エビ、ゆで卵などがトッピングされる。ご当地グルメのひとつであり、呉市の『珍来軒』が発祥の店である。

「珍来軒」の呉冷麺 [7]

呉市や広島市西部などでメジャーな食べ物に「がんす」がある。魚カツの一種で、かまぼこ原料のすり身に野菜や一味唐辛子などを混ぜ、長方形に成形し、パン粉を付けて揚げた製品である。生産している蒲鉾屋の軒数自体は減っているが、【うまいでがんす】で知られる呉市広の『三宅水産』などがある。近年は広島県中心部でもポピュラーなメニューとなり、多くの店で「広島名物」として取り扱いが広がっている。

がんす [9]

瀬戸内海国立公園の広島県南部に位置する野呂山(のろさん)には、薔薇や【胡蝶蘭】の生産・販売をし農場の見学もできる『はなぞの野呂高原』がある。


物件
・肉じゃが屋(食品)
・海軍カレー屋(食品)
・うまいでがんす屋(食品)
・ぬるい冷麺屋(食品)
・胡蝶蘭園(農林)
・潜水艦記念館(観光)
・戦艦大和記念館(観光)

近隣の街(駅)
広島(1マス)
宮島(2マス)

参考文献
[1] 呉駅 – Wikipedia
[2] 呉市 – Wikipedia
[3] 呉市海事歴史科学館 – Wikipedia
[4] 海上自衛隊呉史料館 – Wikipedia
[5] 肉じゃが – Wikipedia
[6] 海軍カレー – Wikipedia
[7] 呉冷麺 – Wikipedia
[8] うまいでがんす® 広島 呉の名物 揚げ蒲鉾 がんす! | がんす老舗専門店 三宅水産
[9] がんす – Wikipedia
[10] 野呂山 – Wikipedia
[11] 有限会社 はなぞの野呂高原
[12] 呉港 – Wikipedia

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