釧路駅は、北海道釧路市北大通14丁目にある、JR線(JR北海道)根室本線の駅。釧路市の代表駅であり、特急「おおぞら」の始発・終着駅となっている。当駅は根室本線のほか、隣の東釧路駅を起点とする釧網本線の列車も根室本線に入り当駅に発着しており、事実上2路線の接続駅として機能している。
釧路市は、北海道東部(道東地方)の太平洋沿岸にある市で、釧路総合振興局の振興局所在地である。道東地方を管轄する国や道の出先機関のほか、外国の領事館や国際機関の置かれている道東の政治の中心都市である。釧路港を持ち、【製紙工場】『日本製紙釧路工場』(2021年10月1日付で廃止)のほか、食料品工場、医薬品製造工場、発電所などを擁する臨海工業都市である。
漁業では、昭和40年頃から、遠くソ連(現在のロシア)やアラスカの近くまで行って魚をとる北洋漁業が盛んになる。大型の母船と数隻~数十隻の漁船団が春に出港し、現場海域で数ヶ月とどまって漁業を行い、【サケ・マス】や【カニ】、スケソウダラ、マダラなどを大量に漁獲していた。しかし、昭和52年の200カイリ規制問題など、国際漁業の規制が強くなる中で、北洋での漁業はだんだんと厳しくなり、近年では再び沿岸漁業が見直されている。
釧路駅西方にある【魚市場】『和商市場』は、「函館の朝市」「札幌の二条市場」と共に北海道三大市場の一つと言われている。1954年(昭和29年)に結成された釧路で最も歴史ある市場で、「わっしょい、わっしょい」という活気あふれる掛け声と、「和して商う」ことから名付づけられた。鮮魚をはじめ百店舗近くが店を並べている。ご飯にお気に入りの魚介類を買って載せ、自分好みの海鮮丼を作って行く【勝手丼】のサービスでも有名。
和商市場の隣にある、くしろ丹頂市場内の『らーめん工房 魚一(うおっち)』は、北海道ミシュランに掲載された釧路の人気ラーメン店で【牡蠣ラーメン】などを提供している。
北東部は釧路湿原国立公園と隣接し、釧路湿原との境界ぎりぎりの所まで住宅が建ち並んでいる。釧路川に沿って広がる釧路湿原は、国内最大の湿原で、タンチョウなどの水鳥をはじめ多くの野生動物の生息地となっている。公園の東部には、塘路湖、シラルトロ沼、達古武湖の3つの海跡湖がある。
物件
・勝手丼屋(食品)
・牡蠣ラーメン屋(食品)
・タラバガニ漁船団(水産)
・サケ・マス漁船団(水産)
・魚市場(水産)
・パルプ工場(工業)
参考文献
[1] 釧路駅 – Wikipedia
[2] 釧路市 – Wikipedia
[3] 日本製紙釧路工場 – Wikipedia
[4] 水産業の歴史|北海道釧路市ホームページ
[5] 北洋漁業 – Wikipedia
[6] 釧路和商市場 釧路の台所
[7] 釧路和商市場 – Wikipedia
[8] 魚一|北海道釧路市|魚醤カキラーメン
[9] 「魚一」らーめん工房 – 釧路市
[10] 釧路湿原国立公園 – Wikipedia
[11] 写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK
[12] 【公式】北海道の観光・旅行情報サイト HOKKAIDO LOVE!