鳴子温泉駅は、宮城県大崎市鳴子温泉字湯元にあるJR東日本・陸羽東線の駅である。1915年(大正4年)に鳴子駅として開業したが、1997年(平成9年)に鳴子温泉駅に改称された。鳴子温泉の玄関口になっている。
日本百名湯にも選ばれている【鳴子温泉郷】は、鳴子温泉、東鳴子温泉、川渡温泉(かわたび)、中山平温泉、鬼首温泉(おにこうべ)の5つの温泉の総称である。源泉数は370以上あり、郷内には旧泉質名11種類のうち、単純炭酸泉と放射能泉以外の9種類の泉質が存在する。鳴子温泉郷の中心地である鳴子温泉は、飯坂・秋保温泉とともに奥州三名湯のひとつに数えられた温泉である。湯の町通りに立つ共同浴場「滝の湯」は、鳴子温泉神社の御神湯を使った名湯で千年の歴史を誇る。
鳴子名物に、臼でつぶしたもち米で栗をだんご状にくるんだものに甘からのあんをかけた【栗だんご】がある。国の伝統的工芸品に指定されている「宮城伝統こけし」のひとつ【鳴子こけし】の産地としても知られ、温泉街の随所に店や工房が存在する。鳴子こけしは、首が回るのが特徴で回すと音がし、胴体は中ほどが細くて菊の花が描かれるのが通常である。「日本こけし館」では、童謡作家の深沢要や俳優の菅原文太らによって寄贈されたこけしの展示を鑑賞できるほか、こけしの絵付けを体験することもできる。
江戸時代の関所跡【尿前の関】(しとまえのせき)は、山形に通じる羽前街道の関所があった所で、俳人・松尾芭蕉が「おくのほそ道」の道中、厳しい詮議を受けたことでも知られる。わずかに石垣が残る関所近くには「蚤虱馬の尿する枕もと」の芭蕉句碑が立つ。
物件
・栗だんご屋(食品)
・尿前の関グッズ屋(観光)
・鳴子こけし工房(商業)
・鳴子温泉郷(観光)
近隣の街(駅)
・仙台(3マス)
・登米(3マス)
・平泉(3マス)
参考文献
[1] 鳴子温泉駅 – Wikipedia
[2] 鳴子町 – Wikipedia
[3] 尿前の関(尿前御番所跡) – 大崎市
[4] 尿前の関 – ニッポン旅マガジン
[5] おくのほそ道 – Wikipedia
[6] 【餅処 深瀬】鳴子温泉名物の元祖栗団子が激ウマだった
[7] こけし – Wikipedia
[8] 宮城伝統こけし 宮城県 | 東北の伝統的工芸品ホームページ
[9] 鳴子温泉郷 – Wikipedia
[10] 鳴子温泉 – Wikipedia
[11] 日本こけし館 – Wikipedia
[12] 仙台宮城の観光・旅行情報サイト 宮城まるごと探訪【公式】
[13] みやぎデジタルフォトライブラリー|宮城県公式サイト