根室駅は、北海道根室市光和町2丁目にあるJR線(JR北海道)根室本線(花咲線)の終着駅。根室市の代表駅で、有人駅としては日本最東端の駅である(日本最東端の駅は隣駅の東根室駅)。
根室市は、北海道東部(道東地方)にある市で、根室振興局の振興局所在地である。北海道本島の最東端で、東西に細長く太平洋に突き出た根室半島の全域と、半島の付け根辺り、北方領土の歯舞群島を市域とする。
概ね低平な隆起海食台地で、山岳及び大きな河川はなく、市の中心部は透遠な高原の一部であるため地形の高低があり、街路は緩やかな坂道が多い。北東に紅煙岬が突出し、その西方海面に弁天島が横たわり、自然の港門となって根室港を形取っている。一方、太平洋側には大小の島が点在し、南東に突出した港の入江にはそれぞれ歯舞、花咲、落石の各港があり重要な漁港としての役割を果たしている。冬季間の氷結もなく、沿岸、沖合漁業の根拠地として根室港と表裏をなしている。
産業の主力は水産業で、水揚げされる主な水産物は、【サンマ】、春鮭鱒、秋さけ、たら、かれい、かに、うに、貝類などである。かには、根室近海では、春から秋にかけて【ハナサキガニ】、ケガニなどが漁獲され、特にハナサキガニは根室を代表する味覚である。
半島東端の納沙布岬は、珸瑤瑁水道を挟んだ海の向こうに現在ロシア連邦の占領・実効支配が続いている歯舞群島、さらには国後島を望む。周辺には暗礁が多くあり、加えて濃霧が深いことから、航海上の難所としても知られており納沙布岬灯台が設置されている。納沙布岬灯台のほか、望郷の岬公園、四島のかけはし、北方館、望郷の家、望郷の塔といった、いわゆる「北方領土」関連の施設が多く設けられ、夏季は多くの観光客が訪れる。
根室市のご当地グルメ【エスカロップ】は、ケチャップライスまたはバターライスにポークカツを乗せてドミグラスソースを掛けた料理である。略してエスカとも呼ばれる。
昔から親しまれている根室を代表する菓子に【オランダせんべい】がある。しんなりとしていて、もちもちとした食感、弾力のある噛みごたえを特徴とし、ほんのりとした甘みが口に広がる子供から大人まで幅広く愛されている菓子である。昭和40年頃から『端谷菓子店』で製造販売を始め、現在も根室伝統の味を守り続けている。
物件
・エスカロップ屋(食品)
・オランダせんべい屋(食品)
・サンマ漁船団(水産)
・花咲ガニ漁(水産)
参考文献
[1] 根室駅 – Wikipedia
[2] 根室市 – Wikipedia
[3] 根室の主な水産物
[4] エスカロップ – Wikipedia
[5] オランダせんべい 端谷菓子店 公式ホームページ
[6] 端谷菓子店|クセになる食感!根室銘菓「オランダせんべい」
[7] オランダせんべい (粉菓) – Wikipedia
[8] 納沙布岬 – Wikipedia
[9] 【公式】北海道の観光・旅行情報サイト HOKKAIDO LOVE!