道の駅知床・らうす [1]

羅臼(らうす)

羅臼町は、知床半島を斜里町と二分し、半島の東南側に位置する。根室海峡を挟んで北方領土の国後島と対峙している。海岸線から標高差が大きいため平地が少なく、川沿いに広がる平地と、海岸沿いの平地に集落を形成している。羅臼川の河口周辺に町の中心部が形成されており、町役場や羅臼港、道の駅知床・らうすなどが立地する。なお、羅臼町内を鉄道路線は走っておらず、鉄道の最寄り駅はJR北海道釧網本線の知床斜里駅である。

羅臼市街 [2]

知床の海を基盤とする漁業の町で、就業人口をみると漁業の割合が突出して高く、就業者の6割以上が水産関連の仕事に就いている。魚種は秋さけ(サケ)、イカ、すけそ(スケトウダラ)、コンブ、ホッケが中心。ぶどうエビや羅臼昆布など希少な海産物が獲れることでも知られる。

【ぶどうエビ】は、果物の葡萄と同じ色をしている非常に希少価値の高いエビである。ぶどうエビといえば羅臼といわれるゆえんは、1日10数kg 程度しか水揚げがないものの他地区より多いことと、エビ籠という特徴的な漁法にある。エビ籠は、籠の中に入れた餌でお惹き寄せたエビを籠のまま引き揚げる漁法で、生きたままエビを水揚げできるため、格段に高い鮮度を実現できる。

生のブドウエビ [6]

【羅臼昆布】は、正式名称を「りしり系えながおにこんぶ」と言い、知床半島の南側にある羅臼町沿岸のみに生息している。大陸からの流氷と羅臼川をはじめとする何十もの河川がもたらす豊富な栄養が、「昆布の王様」とも呼ばれる羅臼昆布を育む。羅臼昆布は採取できる海域が狭く、とても希少な昆布(採取量:200~500トン前後/年)で、昆布の中でもっとも高額で取引されている。

羅臼昆布 [6]


物件
・ぶどうエビ漁(水産)
・羅臼昆布漁(水産)

近隣の街(駅)
斜里(2マス)

参考文献
[1] 道の駅知床・らうす – Wikipedia
[2] 羅臼町 – Wikipedia
[3] 羅臼漁港 – Wikipedia
[4] 幻のエビ「ブドウエビ」 – 海鮮工房 羅臼漁業協同組合
[5] 羅臼昆布とは(出汁の取り方・使い方など)
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