下関駅 [1]

下関(しものせき)

下関駅は、山口県下関市竹崎町四丁目にある、JR線・山陽本線の駅である。下関市の中心駅であり、本州の瀬戸内海側を走る山陽本線、日本海沿岸を走る山陰本線、そして関門トンネルを通り九州へと渡る列車のジャンクションとして機能している。山陽新幹線は当駅を経由していないが、新幹線の停車駅である2駅隣の新下関駅とは山陽本線で9分、同じく2駅隣の小倉駅とは山陽本線・鹿児島本線を用いて15分程度で連絡している。

下関市は、山口県の西部、本州最西端に位置する都市で、山口県最大の都市である。古くから関門海峡北岸に面する港湾都市として栄えた。関門橋や関門トンネルなど道路や鉄道で福岡県北九州市と結ばれており、関門都市圏を形成している。

下関市中心部と関門海峡 [3]

古くから海運や貿易および金融に関連した産業が盛んであった。現在も経済面で県の中心的都市であり、下関市に本社や営業拠点を置く企業も多い。【給湯器】の大手メーカー『長府製作所』などが下関市に本社を置いている。水産業も盛んで、現在フグの水揚げ高では全国の8割を占める。市内の卸売市場には、フグ専用の南風泊市場や一般人にも開放されている唐戸市場などがある。

唐戸市場 [4]

旧下関市街地では幕末前後から明治・大正時代にかけての歴史遺産を整備した名所旧跡や歴史的建築物(洋館、神社仏閣など)が多数存在するほか、城下町の長府地区には由緒ある神社仏閣や武家屋敷などが集まっている。また関門海峡周辺には観光施設が複数建設されており、夏には関門海峡花火大会が下関・門司両岸で開催されるなど、対岸の門司港レトロ地区(北九州市)と併せた周遊ルートとして多くの観光客で賑わっている。

赤間神宮 [3]

ご当地グルメに、下関市発祥の麺料理【瓦そば】がある。熱した瓦の上に茶そばと具を載せて、温かいめんつゆで食べる料理である。1877年(明治10年)の西南戦争の際に熊本城を囲む薩摩軍の兵士たちが、野戦の合間に瓦を使って野草、肉などを焼いて食べたという話に参考にして、1961年(昭和36年)に川棚温泉で旅館を営む高瀬慎一氏が宿泊者向けの料理として開発したとされる。

瓦そば [21]

山口県、北九州地方は【フグ料理】の本場で、濁らずに「ふく料理」とも呼ぶ。フグは内臓などに毒を持つため、豊臣秀吉以来の河豚(フグ)禁食令は明治時代にも引き継がれたが、一方庶民の間でフグ食は着実に根付いていた。1888年に伊藤博文が下関の『春帆楼』を訪問した際にフグを食べ、その味に感嘆した伊藤は山口県知事に働きかけて、山口県下ではフグ食が解禁されたという。

ふく [21]

ウニも下関で古くから愛されている海産物である。唐戸市場を始め市内の飲食店でも【ウニ丼】が提供されている。下関はアルコール漬け「ウニの瓶詰」発祥の地でもある。山口県は、塩ウニを含めた瓶詰めウニの生産量が日本全国の約4割を占める。


物件
・うに丼屋(食品)
・瓦そば屋(食品)
・フグ料理屋(食品)
・給湯設備工場(工業)

近隣の街(駅)
小倉(2マス)
門司港(4マス)
博多(4マス)
飯塚(4マス)

参考文献
[1] 下関駅 – Wikipedia
[2] 新下関駅 – Wikipedia
[3] 下関市 – Wikipedia
[4] 唐戸市場 – Wikipedia
[5] 唐戸市場 | 会話が楽しめる魚市場・唐戸市場のウェブサイトです。
[6] 長府製作所 – Wikipedia
[7] 瓦そば – Wikipedia
[8] 川棚温泉 – Wikipedia
[9] ふぐ料理 – Wikipedia
[10] 【下関春帆楼】日本のふぐ料理公許第一号の老舗ふぐ料理店 | 全国各地の店舗、下関本店でのご宿泊、ご婚礼、通販サイトをご案内します。
[11] 三 – 下関市
[12] 【高級】うに丼 – 有限会社河上商店ー下関唐戸魚市場の鮮魚仲卸(FISH Dealer)
[13] 下関でおすすめのグルメ情報(うに丼)をご紹介! | 食べログ
[14] うに | 下関市
[15] 下関名物!もうひとつのウニは100年前より製造されるウニ加工品。[Fisherman’s Wharf SHIMONOSEKI・うに甚本舗/山口県下関市] – ONESTORY
[16] ウニ – Wikipedia
[17] 赤間神宮 – Wikipedia
[18] 功山寺 – Wikipedia
[19] 住吉神社 (下関市) – Wikipedia
[20] 春帆楼 – Wikipedia
[21] 【公式】山口県観光/旅行サイト おいでませ山口へ

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