種子島は、鹿児島県にある有人離島の中で最も東に位置する。県内離島のうち、面積は奄美大島、屋久島に次いで3番目に大きい。最高地点の標高は回峯(まわりのみね)の282.4 mで、海側から見ると殆ど平らにしか見えず、1,936 mある隣の屋久島と比べると対照的である。種子島宇宙センターなど宇宙関連施設が多く建てられ、日本における宇宙開発の一翼を担っている。中心都市は西之表市で、西之表港が島の表玄関の役割を担っている。
【鉄砲伝来】の地で、火縄銃の製作が始められた場所でもあったため、国産の火縄銃は種子島と呼ばれていた。『種子島開発総合センター鉄砲館』では、1543年に種子島に伝わったポルトガル銃や国産第1号銃、国内外の旧式銃丁などが展示されている。
農産物では、【サトウキビ】が種子島の主幹作物の中で最も多く作られており、島全域で栽培されている。収穫されたサトウキビから、島内の製糖工場で分蜜糖、黒糖製造工場で黒砂糖も作られている。また特産品の【安納イモ】は、種子島で自家用に栽培されていたサツマイモが起源とされる。甘味がとても強いのが特徴で、焼き芋にすると「密イモ」と呼ばれるほど甘さを味わえ、サツマイモの中でも人気が高い。天ぷらやスイートポテト、干し芋、デザートの材料など、様々な料理に使われる。
物件
・鉄砲伝来グッズ屋(観光)
・サトウキビ畑(農林)
・安納イモ畑(農林)
参考文献
[1] 西之表市 – Wikipedia
[2] 種子島 – Wikipedia
[3] 種子島開発総合センター「鉄砲館」 – 西之表市
[4] 種子島開発総合センター鉄砲館|観光スポット|鹿児島県観光サイト/かごしまの旅
[5] 種子島・屋久島の農畜産物 | JA種子屋久公式サイト
[6] 安納いも – Wikipedia
[7] 【公式】鹿児島県観光サイト かごしまの旅