宮之浦港待合所 [1]

屋久島(やくしま)

屋久島は、鹿児島市の南約130kmの洋上にあり、九州最高峰の宮之浦岳をはじめとする高峰がそびえ洋上アルプスとも呼ばれている。宮之浦港が屋久島の海の玄関口となっている。

屋久島三岳 [2]

多様な野生の動植物が多く見られる自然豊かな島で、屋久杉、タンカン、トビウオなど農林水産業の盛んな地域である。また、世界自然遺産に登録されてからは、多くの観光客が訪れる観光の島でもある。島内の宿泊施設には民宿が多いが、【リゾートホテル】もいくつか存在する。

屋久島の標高500メートル以上の山地に自生するスギで樹齢1000年以上のものは【屋久杉】と呼ばれる。抗菌性が強く耐久性が高いことが特長で、中世以降、建築材や造船材として開発され、明治になるまでに屋久杉の良木のほとんどが伐採された。現在、原生自然環境保全地域に含まれる小楊枝川流域、国立公園第一種特別地域に含まれる永田川流域、宮之浦川上流域、東部の安房川支流荒川左岸(ヤクスギランド)などが屋久杉の主要な群落として僅かに残されている。

ヤクスギランド(© K.P.V.B)[12]

農産物の特産品には「タンカン」や「ポンカン」などがある。かごしまブランド産地の指定を受けている【タンカン】は、甘味と酸味のバランスに優れ、みかんと比較しても約2倍ものビタミンCが含まれており、寒い季節にはぴったりの果物である。【ポンカン】は、屋久島では1924年に栽培が始まり、以来ポンカン栽培の先駆者として、最高の甘さ、適度な酸味、香りの3拍子そろった最高品質のポンカンを生産している。

ポンカン [11]

漁業では、【トビウオ】ロープ曳き漁業やゴマサバ、アオダイなどの一本釣り漁業が主体である。トビウオは平成18年時点で屋久島の漁獲量の約3/4を占める主要な水産物であり、トビウオ料理は屋久島のソウルフードとなっている。

トビウオの唐揚げ [13]


物件
・ポンカン園(農林)
・タンカン園(農林)
・屋久杉工房(農林)
・トビウオ漁船団(水産)
・リゾートホテル(観光)

参考文献
[1] 宮之浦港 (屋久島町) – Wikipedia
[2] 屋久島 – Wikipedia
[3] 屋久島町 – Wikipedia
[4] 屋久島観光協会Yakushima Tourism Association Official Website
[5] 屋久杉 – Wikipedia
[6] 屋久島産のうまいもの | 屋久島町|人と自然と。世界自然遺産屋久島
[7] 種子島・屋久島の代表的な野菜 | JA種子屋久公式サイト
[8] 屋久島ぽんかん、たんかん、パッションフルーツ、ドラゴンフルーツ栽培「鬼塚農園」
[9] 日本一のトビウオ漁業を受け継いで(屋久島のトッピーを全国へ)
[10] タンカン – Wikipedia
[11] ポンカン – Wikipedia
[12] 【公式】鹿児島県観光サイト かごしまの旅
[13] 写真素材なら「写真AC」無料(フリー)ダウンロードOK