八代駅は、熊本県八代市萩原町一丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)・日本貨物鉄道(JR貨物)・肥薩おれんじ鉄道の駅で、JR九州と肥薩おれんじ鉄道の共同使用駅となっている。八代市の中心駅である。JR九州の鹿児島本線と肥薩線、肥薩おれんじ鉄道の肥薩おれんじ鉄道線の計3路線が乗り入れており、鹿児島本線は当駅が門司港側からの終点、肥薩線と肥薩おれんじ鉄道線は当駅が起点である。隣駅の新八代駅からは九州新幹線が利用できる。
八代市は、熊本県南部の市で田園工業都市である。西部は九州本土と天草諸島に囲まれた内海である不知火海(八代海)に面した平野部で、その大半は江戸時代以降数次にわたる干拓によって広がったものである。東部から南部にかけては九州山地の深い山間部で、市域は平家落人の里として知られる五家荘まで及び宮崎県と境を接する。
干拓によって広がった平野部では農業が盛んである。畳表の原料となる【いぐさ】や国内最大の柑橘類【晩白柚】(ばんぺいゆ)は日本一の生産量を誇る。最近はトマトの一大産地としても知られる。大玉のピンク系トマトの【桃太郎】は、樹上完熟させて出荷されるため流通段階で傷まない硬い果実などの特徴を持ち、派生種を含めて国内シェア70%を占める。【メロン】の有数の産地でもあり、細やかにネットが入った「肥後グリーン」は、糖度の高さとヒスイ色に輝くシャキッとした果肉が魅力である。
明治時代になり八代港が近代的な港湾として整備され、1890年(明治23年)に九州第1号のセメント工場ができたのを皮切りに、以後製紙工場(九州製紙、現日本製紙)、日曹人絹パルプ(現興人)、昭和酒造(現メルシャン)と相次いで進出し、八代臨海工業地域として知られる工業都市へと発展した。
毎年11月に行われる八代神社の「妙見祭」は、長崎くんち・博多祇園山笠と並ぶ九州三大祭のひとつである。御輿、獅子舞、神馬、花馬、傘鉾、亀蛇(がめ)などが居並ぶ行列は1kmに及ぶ。秋には毎年数十万人の観光客が集まる「やつしろ全国花火競技大会」が行なわれる。
物件
・ばんぺいゆ畑(農林)
・桃太郎トマト園(農林)
・い草畑(農林)
・ネットメロン園(農林)
近隣の街(駅)
・水俣(2マス)
・人吉(2マス)
・熊本(3マス)
参考文献
[1] 八代駅 – Wikipedia
[2] 新八代駅 – Wikipedia
[3] 八代市 – Wikipedia
[4] 桃太郎 (トマト) – Wikipedia
[5] 桃太郎トマト | タキイ種苗株式会社
[6] 畑の風景~いのち育む JAやつしろメロン農家 松田浩一郎さん 由紀子さん 匡史さん|熊本県青果物消費拡大協議会
[7] 八代海 – Wikipedia
[8] 八代港 – Wikipedia
[9] 八代宮 – Wikipedia
[10] 八代神社 – Wikipedia
[11] 五家庄 – Wikipedia
[12] 【公式】熊本県観光サイト もっと、もーっと!くまもっと。